みんな幸せゲットだよ!
フレッシュプリキュア!全力鑑賞


~第十回~



#1 あらすじ #2 ピックアップ #3 今回のキュアベリー #4 次回予告

#1 あらすじ



「さて、今回も見ていきましょうフレッシュプリキュア!」
「今回は祈里のメイン回じゃったな!」
「……ところで天の助が見当たらんが」
「体調不良のため欠席です」
「えっ!?」


◆  ◆  ◆  ◆  ◆  ◆  ◆




第10話「タルトが祈里で 祈里がタルト!?」



ラブの家に集まったいつもの3人。

今日は美希の指導を受けてオリジナルのアロマを作っていた。

ラブに比べて少してこずるが、なんとか祈里のアロマも完成。

その香りは、シフォンもリラックスして眠り始める程だ。

ところが、タルトがその香りを嗅ぎに祈里に近づいたため、
フェレット嫌いの祈里が驚き、せっかく作ったアロマをぶん投げてしまう。

祈里のフェレット嫌いは相変わらず。

ラブがどうして嫌いなのか聞いても、祈里本人もよくわからないという。

しかしそんな折、突如として祈里とタルトの体が入れ替わってしまう。



その頃、町でも不特定多数の人間が動物と体が入れ替わってしまうという事件が発生していた。

動物になってしまった人々は、何故か続々と山吹家が経営する動物病院に押し寄せて大混乱。
(病気だと思ったのだろうか?)

こんな事態を引き起こしたのは、ラビリンス幹部サウラーだった。

前回出撃時といい、今回も大混乱を起こすアイディアを捻り出した。

スロットマシンナケワメーケで町の人々と動物の体を入れ替えたのだ。


今回のナケワメーケはなかなかカッコいい


タルトと入れ替わってしまった祈里は、嫌いなフェレットになってしまって気が気でない。
(正確にはフェレットではないのだが)

そんな祈里とは対照的に、タルトは祈里の体で胡座をかいたり、鼻をほじったりとマイペース。

その時、祈里のリンクルンに両親から電話がかかってきた。

この騒ぎに続々と押し寄せる動物と入れ替わった人たちに手が負えず、手伝いに帰ってきてほしいという。

電話の内容から町で起きている騒ぎを知り、ラビリンスの策略であると気づいたラブ達はナケワメーケを探し始める。

両親から連絡を受けた祈里は、自分になったタルトを引き連れて自宅の動物病院へと向かった。



両親に自分も入れ替わってしまった事を伝えた祈里は、手伝いをすることもできず、途方に暮れていた。

そうした所に一段落ついた父親がやってきて、祈里(タルトの体)の尻尾が怪我している事を見つける。

怪我に気づかなかった祈里に、父は尻尾の手当てをしながら人間と動物とでは痛みの感じ方が違うと教え、
常に患者(動物)をよく見ていないといけない……と、獣医としての心構えを祈里に語った。

「だから理解しあうためには怖くたって、面倒臭くたって、お互い一歩ずつ近づかなくちゃいかん」

祈里が3歳の頃、じゃれてきたフェレットに噛まれたことが切欠で、
フェレット嫌いになってしまったことも、「そういうことだ」と祈里の父は語った。



それから、また多くの患者達が動物病院に押し寄せたことで、
祈里とタルトはラビリンスが再び動き始めた事を察知し、行動を始める。

同じ頃、ラブと美希は屋上から町を見下ろしていたサウラーとナケワメーケを発見し、戦いを挑んだ。

しかしナケワメーケの攻撃は激しく、2人はあっという間にピンチに陥ってしまう。

そこへ駆けつけた祈里とタルト。すぐに変身し戦おうとするが……

祈里は今、タルトの体。きっと変身する事はできない……。

そうしている間も、悪戦苦闘を続けるピーチベリー

何もできずに焦りを募らせる祈里。

その時、父が語ってくれた言葉を思い出す。

「理解しあうためには怖くたって、面倒臭くたって、お互い一歩ずつ近づかなくちゃいかん」

祈里は意を決して、タルトに変身してみましょうと申し出た。

二人の気持ちを一つにすれば、きっとプリキュアに変身できる……。

タルトも決意し、リンクルンを取り出して変身を試みた。

変身時の口上を二人揃って述べ上げて、見事キュアパインへの変身に成功した。


結局人間側が変身するんかーい


キュアパインに変身したタルトは、早速戦列に加わり
プリキュア回し蹴りプリキュア体当たりでナケワメーケにダメージを与えることができた。

「ワイやって、悪を許さへん心はプリキュアにだって負けへんのや!」

タルトの奮闘に感化されたか、ピーチベリーも士気を高めて一気に優勢に。

ベリーエスポワールシャワーパイン(タルト)ヒーリングプレアーでナケワメーケの動きを止め、
そこへピーチラブサンシャインフレッシュが決まるという、必勝パターンでナケワメーケを浄化した。


ナケワメーケを浄化したことで、動物と入れ替わった人々は元に戻り、祈里もタルトも自分の体に戻る事ができた。

騒動も治まり、今回は大変だったと振り返るタルト。

そのタルトの尻尾の包帯が取れかけていることに気づいた祈里は、近づいて包帯を締めなおす。

自らタルトに近づいた祈里に驚くラブと美希。

祈里のフェレット嫌いは今回の騒動ですっかり治ってしまったようだ。

災い転じて福と為す。

祈里のタルトへの呼び方も「さん付け」から「ちゃん付け」に変わり、二人の距離は確実に縮まった。



一件落着、といったところでダンスレッスンの時間に遅れそうなことに気づいたラブ達は、
レッスン後に食べるドーナツの話をしながら、急いで公園へ向かうのであった。





「――というわけで、第十話終了!」
「コメディ中心だったけど、ブッキーの成長がちゃんと描かれていた回でした!」
「うむ、祈里の父との会話シーンが良かったのう」
「第6話もそうだけど、フレッシュは家族が結構フィーチャーされてる気がするね」
美希たんの家族回もあるかなぁ……」
「前回は特に家族が強調されていたわけではないからのう」
「予想するなら弟関係で何かあるんじゃないか?」
「母親じゃなくて?」
「まぁ、想像しやすいだけじゃがな」
「といっても、今回のメインは飽くまで祈里とタルトじゃから」
「第6話のように、家族メインのお話ではないんじゃがのう」
「そうなんだよね」
「っていうか今回レベルの話なら、既に第2話の美希たんと和希の会話で……」
「あったな……」
「ところでところで!」
「今回キュアパインに変身しちゃったタルトだけど、意外とかなりの活躍を見せたね!」



プリキュア体当たり!


「元々動物みたいな体じゃから、運動が得意……みたいな事かのう?」
「プリキュアの力の源は思いの力みたいな節もあるし……」
「タルトの言う“悪を許さへん心”が、強大なパワーになったんじゃないかな!」
「なるほど」
「こういう設定があるからこそ、大ピンチからの大逆転もありえるわけなのです」
「しかし今回の描写じゃ、ピーチベリーの思いの強さは」
「やる気満々のタルトパイン以下という事に……」
「それ以上いけない」

「それで……今回はお前さんの嫌いなサウラーの出撃じゃったが」
「前回と同じく変化球な騒動をやってきたね……」
「でもまぁ、今回はコメディ重視だったからいいや」
「ええぇぇぇ」
「今回はちゃんと徒歩で帰ったしね!」




「そこがプラスポイントなのか!?」
「あ~やっぱりこいつもラビリンス幹部なんだな~、と」
徒歩で帰る=ラビリンス幹部って……」

「うぉぉぉぉーーーーブッキーーー!!」
「天の助!?」
「お前さん、今日はお休みじゃ……」
「3話以来のブッキーメイン回だ……こいつは見逃せねぇだろ……!!」
「体調不良はどうした?」




「ブッキーの笑顔が僕に元気をくれました!」
「それほぼ最後のワンシーンなんだけど!?」
「入れ替わり中は目を瞑って音声だけ聞いてました……!」
「タルトになっても声は祈里じゃったな」
「だから耐えられました……!」
「タルトの入ったブッキーなんて見たくありません!!」
「そうか……じゃあこのシーンも見てないんだ?」




「ぎゃああああああああああああああ!!!」
「………………」
「…………」
「…………」
「い、以上、あらすじでした」
「……終わりかい」




#2 ピックアップ



「さーて今回のピックアップは――」



「ブッキーの両親!」

「前回に引き続き、家族をピックアップじゃな」
「今回ようやく、チョイ役以上の出番がありましたからね」
「…………」
「あれ、ブッキー関係なのにテンション低い?」
「俺が好きなのはブッキー本人だからなぁ……」
「でもブッキーママは良い!」
「それじゃあ母親の方から行ってみよう!」



「ブッキーの母親、山吹尚子さん!」

「初登場の3話では外の掃き掃除をしていたけど」
「今回は夫と共に動物病院を切り盛りしてる描写が!」
「まぁ、自宅が病院だし手伝いぐらいはしてると思ってましたが」
「それでも受付とか、専門知識が要らない仕事をしてそうじゃな」
「ブッキーママ、美人だな~」
「仕方ないけど、プリキュア3人とも父親より母親似だよね」
「ま、そりゃあ可愛く描こうとするとそうなるよな」
「そのおかげで逆に母親も若く美人に描かれるわけだ!」
「そんな美人な尚子さんですが、残念ながら出番は決して多くありません」
「もしかしたら今後メイン回が……」
「無いと思います」
「わしもそう思う」



「ブッキーの父親、山吹正さん!」

山吹動物病院を経営する、獣医さん!」
「大きな体とおおらかな心を持つ、良い父親を体現した人だ!」
「親父には興味ねーわ」
「だと思ったわい」
「しかし獣医を目指すブッキーにとって、父親の存在は外せないでしょう」
「今回も父親の言葉でフェレット嫌いを克服したしね」
「祈里の親は母より父の方がキーパーソンってことじゃな」
「ぐ……なぜブッキーに限って……!」
「他の二人は母親の方が比重大きいのに!」
「他の二人がそうだから……じゃない?」
「くそ~なんで美人のママさんじゃなく、ヒゲもじゃのおっさんが……」
「良い父親だと思うがのう」
「わしも見習いたいぐらいじゃ」
「あーはい。爺さんの原作的にね……」
「っつーか、親じゃなくてブッキー本人を見せてくれよ」
「そうか……そんなに見たいんだ?」




「うぉぉぉぉぉへぇぇぇぇぇーーーー!!!」
「………………」
「…………」
「…………」
「これ使えるね」
「……そうじゃな」




#3 今回のキュアベリー



「それじゃあ今回もキュアベリー美希たんの活躍をまとめるぜ!」
「でも今回は前回メインだった反動か、全然目立ってなかったんだよね……」
「じゃあ今回は“今回のキュアパインやらないか?」
「えっ……!?」
「え、なに? その反応……」
「今回に限ってそれやったら、天の助悶絶すると思うんだけど……」
「そうだったーーー!!」



「アロマの作り方を指導する美希たん!」

「今回、唯一美希たんが目立ったシーンですね」
「話の初っ端じゃな……」
「ブッキーの作ったアロマ、どんな匂いなんだろうな~」
「やっぱりパインの匂いとか?」
「前回、美希たんはブルベリーの香りをつけてオーディションに臨んだしね」




「なるほど、それぞれのプリキュア時の香りか」
「よし、ちょっとパインの香りの香水買ってくる!!」
「本気過ぎだろ!!」
「ところで、このシーンがやたら"販促"っぽかったので検索したんですが」
フレッシュプリキュア ミックスアロマっていう商品が当事出てたらしいです」
「当事のお子様には結構売れたんかのう?」
「香水なんて大人っぽいアイテムは、女の子の気を引いたんじゃないかな?」
「まぁ、完全に想像ですけど」

「えー、今回は以上です」
「え、一枚かよ」
「出番がほとんど……なかったんです……」
「まぁ、他のメンバーのメイン回ならこんなもんなんじゃろうな」
「メインが3人以外なら、均等に出番あったりするんだけどねぇ」
「とにかく! どんなに出番を削られても」
「これからも美希たんを応援していきます!」




#4 次回予告





ミユキさん! ダンスレッスンに遅れてごめんなさい!

ミユキさん……? 行かないで!!

ミユキさ~~~ん!!



フレッシュプリキュア!

ミユキの怒り! もうダンスは教えない!?

みんなで幸せゲットだよ!


「あちゃ~ついに怒らせてしまったみたいですね」
「前回も前々回も集中してレッスンできてないしな」
「まぁ、よく我慢した方だとは思うけどね」
「切欠は助けてくれたお礼だったけど、結構ミユキさんの善意が大きかったし」
「有名人が時間割いてダンス教えてくれるなんてよっぽどだぜ」
「予告の映像が夕方じゃが、今回から話が続いているんかのう?」
「ミユキさんは今回の騒動に巻き込まれなかったのかな?」
「騒動自体知らなかったりするんじゃないかのう」
「騒動は町内限定っぽいしね。仕事で別の場所にいたのかも」
「まぁ、どうせダンスレッスンは継続することになるんだろ?」
「そういうつまらんことは言うもんじゃないぞ!」
「どうやって機嫌を直してもらうか、それに注目だね」
「うむ。というわけで、今回はここまでじゃ」
(どうなるんだろうなぁ……)



次回、許してほしい!


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