#1 あらすじ 第08話「シフォン大ピンチ! ピーチの新しい力!!」 タルトとシフォンは既に毎度の事とわかっている様子で冷ややかな視線を送っていた。 ![]() そんな慌しいラブの動きがピタリと止まる。 ミユキさんから練習時間変更の連絡があったのをすっかり忘れていたのだ。 急ぐ必要も無くなり気を取り直したところで、丁度シフォンがぐずりだした。 ラブはルーチンワークのようにキュアビタンを取り出し、シフォンに与える。 いつもならこれでお世話は終わりだが、今回はどうも様子がおかしい。 シフォンがキュアビタンの哺乳ビンをポイッと投げ捨ててしまったのだ。 タルトが哺乳ビンを拾い上げると、なんと中身は空っぽ。 ラブはキュアビタンの中身が勝手に補充されると思っていたが、タルトが言うには補充操作が必要だったらしい。 「やり方教えたやんけ!」とタルトが怒るものの、ラブはすっかり覚えていない。 ![]() まぁ、普通勝手に補充されると思うよね さらにラブは、キュアビタンの業者の連絡先が書かれたメモ用紙を そうと知らず、練習時間変更のメモとして使用し、結果的に失くしてしまっていた。 なんとかキュアビタンの代わりになるものを用意しようと手を尽くすラブだったが、 何を用意してもシフォンは嫌がって食べようとしない。 ラブが小さい頃に母親がよく作ってくれたという甘くてやさしい飲み物を作ってみるが、それもダメだった。 ワガママなシフォンについ怒鳴ってしまうも、シフォンは超能力で物を投げて反撃するだけ。 「あたしだって……一生懸命シフォンのこと考えてるのに……」 ![]() 母親の苦労が身に染む14歳の春 時間が来てダンスの練習が始まったが、ラブはシフォンのことで練習に身が入らない。 ミユキさんにも「全然ダンスに集中してなかった」と指摘されてしまう。 どうしてもシフォンのことが気になるラブは練習の早退を申し出る。 そのまま走り去るラブに困惑する美希と祈里だったが、ミユキさんの計らいでラブを追いかけることに決めた。 2人はラブの家でキュアビタンが無くなってしまったことを聞いたが、結局どうすることもできない。 事態は八方塞……となったところで、タルトがつぶやいた一言で話の風向きが変わる。 「しゃーない。キュアビタン、作るしかあらへんな」 その発言に3人は大いに驚いた。 ![]() 「キュアビタンって作れるの!?」 「なんで先に言ってくれないのよー!」 しかし、タルトが言うには次の材料がなければキュアビタンは作れない。 虹色の卵 空から降った乙女の涙 竜巻の欠片 走るペガサスの尻尾 天使が落とした幸福のリング その5つの材料を、リンクルンで出せる"おてがるーんクックカップ"とやらにいれるとキュアビタンが出来るらしい。 聞くや否や「無理!!」と慌てるラブ達。 もちろんそんな材料が手に入るはずもないからだが、それらに近い材料でも作れるらしい。 それを聞いてラブはシフォンに向けて「絶対に手に入れて見せるよ」と約束する。 そんなことを言って大丈夫かと心配する美希だったが、もうやるしかない。 ・ ・ ・ ・ ・ まずは虹色の卵……だが、ラブは普通の白い卵に虹色の横線を引いてクックカップに入れてみた。 しかし、やはりと言うかなんと言うか、カップは"ブー"という音と共に卵を吐き出す。 材料を入れただけで真偽を判別してくれるとは、かなり便利なカップである。 ![]() 「やっぱダメかー」 そりゃそうだ それを見て美希が「だったら、本物の虹を作るのよ」と提案する。 じょうろで水を流し綺麗な虹が見えたところに、これまた普通の白い卵を重ねた。 視聴者の誰もが「いや、それもダメだろ……」と思う中、カップの下した判断は正解音のファンファーレ。 何はともあれ、これで1つ目の材料クリアーだ。 ![]() カップがそれで良いって言ってんならいいか…… その後も、空から降った乙女の涙は ラブがビルの屋上から激辛シュークリームを食べて涙を落とすことでゲット。 走るペガサスの尻尾は 髪をポニーテールに結った美希が走っている所から、ポニーテールの髪の毛を一本抜くことでゲット。 竜巻の欠片については、 ラブが盛大に回転しながら横に移動しつつ、2人がそれを追いかけるという意味不明な描写だけで 何を採取したのかわからなかったが、とりあえずクリアー。 残りは天使が落とした幸福のリングだけとなった。 しかしこれに関しては見当もつかない。3人はカオルちゃんのドーナツ屋で一休みすることに。 そこでラブは、おいしいドーナツが人々を笑顔にしていることからドーナツが幸福のリングであると気付く。 ![]() フレッシュのドーナツ推しは止まらない 肝心の“天使”も、カオルちゃんが自称したことにより解決。 偶然落としたドーナツが転がり、3人は慌てて追いかける。 だが、そこに現れたのはラビリンスの幹部ウエスター。 今回は弱く簡単に泣き喚く赤ん坊を狙って公園を襲撃に来たのだ。 ナケワメーケの出現に3人はドーナツを追うのをやめ、プリキュアへと変身する。 ![]() 今回のチューリップナケワメーケはダサい! 颯爽と現れたプリキュア3人。 だが、追いかけていたドーナツがナケワメーケの足元にあることを発見したパインが つい「あんなところに天使のリングが!」と言ってしまい、ウエスターに目を付けられてしまう。 “天使のリング”を踏み潰すようナケワメーケに命令するウエスター。 それを阻止すべくキュアピーチはナケワメーケの足を受け止めるが、力は強く、一緒に踏み潰されそうになってしまう。 心配で近くまで来てしまったタルトとシフォンを見たピーチは、シフォンに微笑みかける。 「シフォン……キュアビタン、絶対作ってあげるからね……」 ![]() しかし非情にもナケワメーケは踏み潰す力を強め、ピーチが今にも踏み潰されそうになる。 だが、仲間をピンチをベリーとパインが見逃すはずがない。 二人のダブルプリキュアキックによってナケワメーケの体勢が崩された。 危機から脱したピーチは、前回のようにベリー、パインと3人で合体浄化技を放つ。 このままチューリップナケワメーケはお陀仏か……と思いきや、なんと体で受け止めて弾き飛ばしてしまった。 何が重要かと言うと、手で受け止めるのと体で受けるのではワケが違う。全然効いていないということだ! ウエスターが言うには、「密かにパワーアップしておいた」らしい。 一転して旗色の悪くなったプリキュア達。ナケワメーケのチューリップのタネマシンガンで反撃を受けてしまう。 さらにその攻撃で、必死に守った“天使のリング”(ドーナツ)も粉々にされてしまった。 傷つき倒れるプリキュア達……。キュアビタンも作れない……。 シフォンにキュアビタンが作れなかったことを謝るピーチ。瞳から涙が溢れてしまう。 それを見たシフォンの頭によぎったのは、今日ラブが自分のためにしてくれた様々なこと。 そうして思い直したのか、シフォンはあの時飲まずにいた甘くてやさしい飲み物を飲み干した。 |
ピーチは涙を流しながらも、嬉しさに顔を綻ばせた。 その時、シフォンの額から光が放たれ、ピーチの胸のクローバーのエンブレムと繋がる。 そしてリンクルンから、第一話に登場したあの謎のスティック(ピンク)が飛び出した。 ![]() スティックはピックルンという名前らしい。 タルトの話ではこれで新しい力が使えるという。 ピーチがピックルンを手に取ると、初変身の時のように胸に鼓動が打った。 新技を自然に出すように、再びセミオートモードになったのだろうか。 兎にも角にも、流れ出す軽快なBGM。 ピックルンが生き物然とした風体から、無機質な見た目に変化する。 それをリンクルン上部に差し込む(!!)ことで、新アイテム“ピーチロッド”が出現。 ピーチロッドの力で、キュアピーチの浄化技“ラブサンシャイン”のパワーアップ版、 “ラブサンシャインフレッシュ” が発動した! ![]() その圧倒的な迫力に驚き、成す術もなく浄化されるチューリップナケワメーケ。 ウエスターはプリキュアが手にした新しい力に懸念を抱きながらも、ここは退散するしかなかった。 (今回は高台から飛び降りてフェードアウトしたので、残念ながら徒歩かどうかは不明) ・ ・ ・ ・ ・ ラブの家に戻ってきた一同は、ようやくクックカップでキュアビタンを作ることができた。 例の“天使のリング”は砕けてしまったはずだが、またカオルちゃんに落としてもらったのだろう。 早速シフォンにキュアビタンを渡すラブ。 しかし、シフォンはそれを飲もうとしない。 みんな不思議がっている時、シフォンの額がまたもや光り輝き、ピックルンを召喚。 リンクルンからハンバーガーを出現させた。 それをモシャモシャと食べ始めるシフォン。 「ピックルンが出てくるようになったっちゅうことは、シフォンが少し大人になったんや」 「もうキュアビタンは飲まへん」 「えぇ~!?」 ![]() あんなに苦労したのにね 美希はピックルンが一体なんなのかを聞くが、タルトは言葉を濁すばかり。 タルトにもよくわからないらしい。 だが、ピックルンが出てくるようになったのは、ラブとシフォンとの間に絆が生まれたから、ということだ。 結局、シフォンはハンバーガーを食べた後にキュアビタンをゴクゴク飲み始め、ラブ達の努力は報われた。 「シフォン、幸せゲットだね」 ニッコリと陽気にぷりぷり応えるシフォン。 これにて一件落着。めでたしめでたし。 ![]()
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#2 ピックアップ
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![]() 「届け! 愛のメロディ」 「キュアスティック! ピーチロッド!!」
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#3 今回のキュアベリー
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#4 次回予告 ![]() 「ねー、みんな! 聞いて聞いて!」 「美希たんがファッションモデルとして、ついに世界進出するんだって~!」 「やったね、美希たん! 小さい頃からの夢が叶うんだね!」 「ブッキーも、あたしも一生懸命応援するからね~!」 「あ……ということは……てぇ!? プリキュアが二人になっちゃうのぉ~!?」 ![]() 「フレッシュプリキュア!」 「美希の夢 私プリキュアやめる!!」 「みんなで幸せゲットだよ!」
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