みんな幸せゲットだよ!
フレッシュプリキュア!全力鑑賞


~第七回~



#1 あらすじ #2 今回のキュアベリー #3 次回予告

#1 あらすじ





◆  ◆  ◆  ◆  ◆  ◆  ◆




第07話「せつなとラブ 友情のクローバー!」



前回のサウラーの活躍はなんだったのか、不幸のゲージの溜まりが遅いことにお冠のメビウス様

プリキュアが現れてから自身の計画が狂い始めたことに怒りを募らせているようだ。



三幹部の紅一点、イースはプリキュアの優れている点を「プリキュアであること」の一点のみだと言う。

プリキュアに変身できなければ倒すことは造作もない……。そりゃそうだ。

しかし変身ヒロインを相手取る上で、これ以上ない対抗策であることは確か。

イースは早速行動を開始する。







白を基調とした衣装に身を包み町へ繰り出すイース。

そこへ、お使いに来ていたラブと偶然鉢合わせる。

自ら私のこと憶えているかしらと声を掛けるイースに、ラブは顔を輝かせた。

ホント、久しぶり! もちろん憶えてるよ!

以前、占いで「幸せが訪れる」と言われ、本当にそうなったことをラブはとても強く印象に残していたのだ。



何をしていたのかと聞かれ、この町に来たばかりで散歩していたと言うイース。

それじゃあ……と、お節介焼きのラブは町の案内を申し出る。

上手いことラブと同行することに成功し、内心ほくそ笑むイース。

名前を聞かれると、彼女は東(ひがし)せつなと名乗った。



歩き始めて少しすると、せつなは早速ラブのリンクルンに目をつけた。

まだイースの目の前で変身したことはないはずだが、どうやらリンクルンで変身することは知っているらしい。

(前回サウラーの目の前で変身したので、幹部同士でちゃんと情報共有しているのだろう)


リンクルン……これさえ奪えば……」(ニヤリ


せつなが「ちょっと見せてほしい」というと、ラブは警戒心の欠片も無く手渡そうとした。

しかし、リンクルンがせつなの手に渡ろうとしたその時、突然の大きな声に驚きせつなは手を引っ込めてしまう。

声の主はドーナツ屋のカオルちゃんだった。

ファンキーなカオルちゃんに戸惑い、愛想笑いを浮かべるせつな。

ラブは元からカオルちゃんの店にせつなを連れて行くつもりだったようで、3人は一緒にドーナツ屋へ。



ドーナツ大好きなラブは、はりきってカオルちゃんのお店 ドーナツカフェを紹介する。

しかし異世界人のせつなはドーナツを知らず、つい「ドーナツ?」と聞き返してしまう。

せつながドーナツを知らないことに大驚きしたラブはカオルちゃんに頼んでドーナツを1つサービスしてもらった。

初めはこんなもの……と馬鹿にしていたせつなだが、一口食べてそのおいしさに目を見開く。


おいしいわ……!
ドーナツの味に思わずポツリ。



そこでラブが気を利かせてカオルちゃんに飲み物を貰おうと席を立った。

……リンクルンはテーブルに置きっぱなし。

再び訪れたチャンスに、せつなは思い切り腕を伸ばす!



だが、突然ドーナツカフェの車内にいたシフォンが大声で泣き出した。

その声に驚き、せつなは伸ばした手を引っ込める。

空腹で泣き出したと判断したラブは、テーブルのリンクルンを手に取りシフォンの元へ。

またもやチャンスを逃したせつなは、何も掴めなかった自分の手の平を見つめていた。



ドーナツ屋を後にして町を歩いていると、美希と祈里に出会う。

せつなは自己紹介をして頭を下げると、ニヤリと口角を上げた。

こいつらもプリキュア……

今更だが、やはり変身前は3人ともバレバレであった。

公園でラブはせつなが占い師であることを美希達に告げると、自分は占い通り幸せになれた、と語った。

幸せ?

そう! あたしの幸せは、熱中できるダンスに出会えたこと!

それを友達といっしょに出来ること!

幸せを嬉々として語るラブに、心の内でくだらない……と蔑むせつな。

そんなことは露知らず、ラブはせつなにせつなの幸せは何?と訪ねた。

せつな……イースは総統メビウスの忠実なる僕。己の幸せなど考えたこともなかった。

言葉に詰まるせつなを見て、ラブは「探してる途中?」と聞く。

答えの出ないせつなは、一先ずそれに同調することでその場をやり過ごした。


今の話に思うところはあったのか。
その表情からは何も読み取れない。




すっかり後回しになっていたラブのお使いを済ませると、ハートのコインを一枚貰った。

商店街の福引で使える福引券のようなものだ。

ラブがお使いを申し出たのも、この福引目当てだった。

福引の大当たりは「幸せの素」だという。
ラブはそれを引き当てて、どんなものか知りたかったのだ。



行列に並び、いよいよラブの番。

福引は小型のクレーンでカプセルを取るゲーム形式だ。

意気込んでクレーンのレバーを引こうとするラブだったが……どのカプセルを取るか、なかなか決まらない。

そこでラブは、せつなに助けを求める。

せつなは、これって思うのはどれ?

試しに、せーので、一緒に指差そう?

ラブの力強い推しに流されるまま、せつなは言われる通り、せーので指を差す。

そうしてせつなが指差したカプセルは、偶然にもラブが差したものと同じだった。


これにはせつなもびっくり。


二人が指差したカプセルをクレーンで掬うと、なんとそれが大当たり

大当たりの景品は綺麗なグリーンのハートを4個くっつけたクローバーのアクセサリー。

ついに当たった大当たりに、大喜びするラブ。

せつなと一緒だったから当たったんだよ! そんな気がする!

だから……ありがとう!

率直に向けられた感謝の言葉に、目を見開き唖然とするせつな。

その表情は複雑ながらも、悪い顔ではなかった。



あいつ何やってんだ……

そんなせつなの様子を近場のビルの屋上からウエスターが見ていた。

一見、ラブ達と仲良くしているようにしか見えないせつなが
まどろっこしくて見ていられなくなったウエスターは、時計台を元に時計ナケワメーケを生み出す。



まだ正体を明かす訳にはいかないせつなは、民衆に紛れて逃げ出すが
ナケワメーケが起こした衝撃波で倒れてしまう。

都合良く砂煙が舞った状況で、ラブ達はせつなを守らなきゃ!と、プリキュアへ変身する。

戦意を溢れさせナケワメーケに立ち向かうプリキュア達。

しかし、時計ナケワメーケの腹部にある振り子が揺れると、プリキュア達の動きが止まってしまった。

さらに目の下の時計が逆回転すると、プリキュアの動きも逆再生のように元に戻ってしまう。

ナケワメーケの特殊能力に翻弄され一方的に攻撃を受けるプリキュア。結構ピンチ。



優勢のナケワメーケを見て高笑いのウエスター。

だが、倒れているプリキュアが2人しかいないことに気付く。

いつの間にか、キュアピーチが時計ナケワメーケの腹部に入り込んでいたのだ。

腹部の振り子を止められ苦しむナケワメーケ。

さらにピーチはナケワメーケの時計を進めたり戻したりすると、
ナケワメーケも連動して、前に後ろに暴走し倒れてしまった。

このチャンスを逃す手はない。プリキュア達は各々の浄化技を放つ。


か○はめ波ーーーっ!!


三人の浄化技が混ざり合って、強大な1つの浄化技となり、ナケワメーケに向かっていく。

そのまま浄化されてしまうと思われたが、意外にも時計ナケワメーケはこれを両手で受け止める。

感心するウエスターだったが、結局プリキュアの想いのパワーが力を増幅させ、ナケワメーケは浄化された。

ウエスターはまたメビウス様に怒られるじゃないか……と、落ち込みながら退散する。(もちろん徒歩で)


戦いが終わってすぐにせつなに駆け寄るラブ。

せつなが無事であることを確認すると、ラブはほっと安心した。

そして先程手に入れた大当たりのアクセサリーをせつなに手渡す。



ラブが欲しかったんじゃないの?と戸惑うせつな。

ラブは、自分はもう“幸せゲット”できたからせつなに幸せになってほしいと言う。

せつながいつか……幸せゲットできますように!



新しい友達が出来たことに心底喜ぶラブに対し、
館に戻ったイース「騙されたとも知らないで」と嘲っていた。

これからプリキュアにいつでも近づける……

これでもっとメビウス様のお役に立てるわ……

イースはラブから貰ったクローバーを見つめながら、ほくそ笑むのだった。






「――というわけで、第七話終了!」
「企みがうまく行かず、逆に翻弄されるせつながかわいい回でした!」
「そういえば、今回もあらすじじゃったが……」
「1~3話のやり方はネタが多く挟める分、作業量が増えるので今後はやらない方針で……」
「え、えぇ~?」
「楽してんじゃねー!!」
「こ、これはワケがありまして……」
「どんなワケだ? あぁー!?」
「早く続きが見たいんです!!」
「許す!!」
「あっさり許すんかい!」
「だって俺も立場は同じだしな……!」
(まぁそうなんじゃが……)
「しかしまぁ、かわいかったですねせつなさん」
「お? なんだ?」
「まさか美希たんから乗り換えるのか?」
「んなワケあるかぁぁい!!」
「ぐほぉっ!」
美希たんを応援する気持ちは不変だ!」
「しかし、せつなも良いかな? と思い始めている!」
「お、俺はブッキー……一筋……だ……ぜ……」
「聞いてない、聞いてない」
「ところで今回、タルトがカオルちゃんと普通に会話してましたね」


「4話でタルトがドーナツ買ってたけど、まさか知り合いになってるとは……」
「全然気にしてないのが不思議じゃ」
「もしかして黒幕じゃねーだろうな」
「さすがにそれは無いと思いたい!」
「只者じゃないような気はするがのう」
「というわけで以上、あらすじでした」




#2 今回のキュアベリー



「それじゃあ今回もキュアベリー美希たんの活躍をまとめるぜ!」
「あれ? ピックアップは?」
「ネタがないのでお休みです」
「また楽してやがんなぁ!?」
「毎回毎回ピックアップするネタがあるはずもないんだよね!!」
「企画段階で無理があったということで……」
「まぁ、以後やらんという訳ではないからのう」
「とにかく! 今回の美希たん特集、check it out!!



「ラッキーアイテムのブレスレットを見せる美希たん!」

占いを否定する発言をした直後にこのはしゃぎっぷりです」
占いに頼らず自分の運命は自分で切り開くべき
「……と言ったところまでは良かったんじゃがな」
「テレビで出たラッキーアイテムなんかに食いついちゃうところは」
「やっぱり美希たんも歳相応の女の子だね」
「ちなみにブッキーの動物占いによると」
美希たん黒ヒョウだそうです!」
「ブッキーはたぬきだぜ!」
「かわいいぜ!!」
「はい、次行きます」
「またこの扱いかよ!!」
(美希のコーナーじゃからのう)



「傷つき倒れるベリー!」

「色気が半端無いぜ……!!」
「ブッキーのやられシーンも見せろ!!」
「え……お前そういう趣味あったの……?」
「えぇぇ!? そういう返し方しちゃう!?」
「人のこと言えるのかよ、↑あんな画像貼っておいて!!」
キュアベリーの魅力溢れるショットを紹介したまでですよ?」
「そんなのずるい! ブッキーのシーンも見せて……」
「もうやめなさい」
フレッシュプリキュアのプリキュア達はみんなスタイル良いので」
「視聴者の僕らは"ドキドキ!プリキュア"になってしまっているという……」
「お前が思ってるほど面白いこと言ってないからな、それ!」
「うるへー!!」
「しかし、こんなに色っぽいプリキュアはフレッシュぐらいですよ」
「他のシリーズは不自然なぐらいちんちくりんつんつるてんだったりしますからね」
「かわいければいいだろ!!」
「かわいいは正義!!」
「いやまぁ、出るとこ出てないより、出てる方が良いよねってこと!」
「どうしようもないが、男目線じゃのう……」
「生まれてからずっと男ですから!」
「当たり前じゃ」
「これからも男の目線で美希たんを応援していきます!」
「俺はところてんの目線でブッキーを応援!」
「意味がわからん!」




#3 次回予告





あたしのせいでキュアビタンが無くなっちゃった!

ごめんね、シフォン。お腹空いたよね

ん? なに、タルト…………え! キュアビタンって作れるの!?

材料は……虹色の卵と竜巻の欠片とペガサスのしっぽかぁ~

簡単簡単! ……って、こんなの集められるわけないじゃな~い!



フレッシュプリキュア!

シフォン大ピンチ! ピーチの新しい力!!

みんなで幸せゲットだよ!


「もうパワーアップ回をやるのか?」
「確かに序盤のパワーアップ回としても早いかも」
「でもサブタイトルからして、ピーチ単独のパワーアップ回だろうし」
「後の二人のパワーアップ回も個別にやるはず!」
「つまり3回分の尺を取るから、早めに進行ってことじゃないかな?」
「なるほどのう」
「今からブッキーのパワーアップ回が楽しみだぜ」
「順序的には美希たんのパワーアップ回の方が先でしょ!」
「くっ……ブッキーが2番目にプリキュアになっていれば……!!」
「その点、主人公は良いよな。なんでも一番だぜ」
「主人公だからね」
「現在放送中のハピネスチャージプリキュア!は」
「主人公が目立ってないとか散々言われてるけどな!」
「出番がないわけじゃないんだけどね……」
「まぁ、ここの本題はフレッシュなので、ここらにしておきましょう」
「というわけで、このページも今回はここまでじゃ!」
(う~ん、畳み掛けてきたか)



次回、パワーアップ!


戻る