#1 ストーリー
第02話「つみたてフレッシュ! キュアベリー誕生!!」 夢で言った台詞を叫びながら目を覚ますと、ラブの部屋にはプリキュアを探しに来た二匹の妖精がいた。 ![]() 関西弁を話すフェレット、はしゃいでいる変なぬいぐるみを見て、 一旦は夢だと二度寝を決め込むも、覚めない現実に驚嘆し、飛び起きるラブ。 フェレットの妖精は名をタルトと言い、赤ん坊妖精のシフォンと共にスイーツ王国からやって来た、と語った。
軽く自己紹介を済ませたタルトは、何故自分達がラブの元に現れたのかを語り始める。 「あんさん、パラレルワールドって知ってまっか?」 「パラレルワールドっちゅうのは平行世界とも言いますねんけどな」 「簡単に言うと、世界は1つやのうて、色んな世界がたくさんあるちゅうことでんな」 ![]() 「で、そのパラレルワールドの1つに管理国家ラビリンスちゅうのがあんねんけど」 「そこの総統メビウスってやつが全パラレルワールドを征服しようとしてますのや」 「もう~えらいこっちゃがな~」 そしてタルトは、ラビリンスの征服を阻止できるのは伝説のプリキュアしかいない、と断言。 老妖精に派遣されプリキュアを捜し求め、ついにプリキュアを見つけた、という今までの経緯も語った。 ![]() ……肝心のラブは寝ていたが。
寝ているラブにタルトがツッコミを入れていると、ラブの部屋にノックの音が響いた。 ラブの母親が起こしに来たのだ。 急いで妖精を部屋の外へ出すラブ。 なんとか誤魔化していたところに母親が言った 「そういえば今日出かけるんじゃなかったの?」の言葉にラブはハッとする。 ![]() 前日、ミユキさんが助けてくれたお礼としてダンスを教えることを提案してくれた。 その約束をすっかり忘れていたのだ。
![]() 「どうせなら美希たんとブッキーも誘って、トリニティと同じ女の子3人組のユニットを作っちゃおう!」 走りながらゴキゲンな未来予想図を描くラブ。 と、そこに偶然ラブの友人ブッキーがやってきた。 |
しかし、「人前で踊るとか……そういうの苦手なの」と断られてしまう。
誘いを断られても気にせず、次は美希を誘いに美希の家の美容室へ行くラブ。 しかし、目当ての美希は出かけてしまった後だった。 仕方なくメールで誘いをかけることにしたラブだったが、 美希の母からヘアモデルになってほしいとお願いされ(ドーナツに釣られて)了承してしまう。 ![]()
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・ ・ ・ ・ ・ 一方そのころ、美希は彼氏とデート中。 プール、服屋、ドーナツ屋、図書館、色々なところで満喫中。 |
二人がファミレスへ立ち寄ったところに、先程送られたラブのメールが届く。 ラブがトリニティのミユキさんと知り合いなことに驚く美希。 しかし、ドリンクバーの飲み物を取ってきた彼氏が言った一言に、視聴者はもっと驚かされることになった。 ![]() 「はい、姉さん」
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彼氏……もとい弟のカズキは、両親が別居中(離婚?)のため姉とは離れて暮らしているらしい。 久々にあった二人はお互いの近況を語り合う。 ファッションモデルを目指し頑張る美希、対しカズキは「自分には目標がない」と表情に陰りを見せる。 カズキは生まれつき体が弱く、活発な美希とは対照的に控えめな性格のようだ。 ![]() そんなカズキにぐいぐい突っ込む美希は「将来の夢」を問いただす。 「本当は医者になりたいんだ」 遠慮がちにそう答えるカズキに、美希は笑顔でエールを送った。
美希とカズキがファミレスで談笑している頃、町の商店街にイースが現れていた。 「私は笑顔が嫌い……。虫唾が走る……!!」 “スイッチオーバー”の掛け声と共に、悪の幹部姿へと変身するイース。 ![]() 何事か驚き慌てふためく町の人々。
イースは人間から負のエネルギーを集めるため、自動販売機を触媒に怪物ナケワメーケを召還する。 ![]() 町の人々にジュースを放出し暴れまわるナケワメーケは美希達のいるファミレスまでやってきていた。 慌てて逃げ出す美希とカズキ。しかし、肝心な時にカズキの体の具合が悪くなってしまう。 ファミレスの壁を破壊し侵入してきたナケワメーケは容赦なくジュースを放出。 大量の水が流れ込んだが、美希達はトイレに逃げ込み、一旦は難を逃れた。 しかし、ナケワメーケはなぜか執拗にファミレスを狙いジュースを放出し続ける……! つっかえ棒をしたトイレの扉も限界が近づいていた……。 ![]() 美希はトイレの窓から脱出を試みるも、鍵が固くなかなか開くことができない。 ・ ・ ・ ・ ・ 一方、ヘアモデルをさせられていたラブは、髪型をアフロにされたまま 美希の母が長電話に入り途方に暮れていた。 ふと時計を見るとミユキさんとの約束の時間が迫っていることに気付き、慌てて美希に連絡を取る。 「美希たん、メール見てくれた?」と気軽に話しかけるも、美希の鬼気迫る声を聞いてラブの表情が変わった。 ![]() 美希から“変なバケモノ”という言葉を聞いてラブは昨日の出来事を思い出す。 「待ってて美希! 今行くから!」 美希がファミレスにいることを知ったラブは、近くまで来ていたタルト達と合流し アフロのまま美容室から駆け出した。
ファミレスのトイレでは、ついにドアの下からジュースが入り込んできてしまった。 それと同時に開かれた窓。カズキはドアを抑え、美希を優先して外に出そうとしたが、美希はそれを拒否。 カズキを引っ張り外へ出そうとした時、ドアの強度が限界を超え、ジュースの波が二人を襲った……! 窓から半分出ていたカズキはそのまま外へ押し流されたが、美希は中に取り残されジュースの波に飲まれてしまう。 ![]() 「弟の夢は失わせない……絶対に……!!」 弟想いの美希は、カズキの夢の話を頭に浮かべ、必死の思いでカズキを助けたのだ。 しかし、このままでは美希は溺れてしまう。 絶体絶命のその時……! ![]() ずっと美希を見つめていた謎のスティック(青)が、ジュースに浮かぶ美希の携帯電話へ飛び込んだ! 謎の波動がジュースを吹き飛ばし、変身アイテムへと変化した携帯電話を手に取る美希。 またシフォンの額が光りだし、美希の体に異変が起きた! 「チェィンジ! プリキュア ビートアーップ!」 ![]() 「ブルーのハートは希望の印!」 「つみたてフレッシュ! キュアベリー!!」
変身したキュアベリーはいつの間にか抱えたカズキを救急隊員へ引き渡し、ナケワメーケに立ち向かった。 そこに駆けつけたラブもキュアピーチに変身! 変身バンクでちゃっかり髪型を元に戻し、二人揃って決めポーズ。 ![]() やはりまだ少し画面が寂しい。
変身していきなり息ピッタリな動きを見せるピーチとベリー。 |
ナケワメーケの前まで誘導し、直前で避け、ナケワメーケ自身にミサイルを当てるという戦法を披露。 そうして怯んだ隙に、キュアベリーの浄化技プリキュア・エスポワールシャワーで元の自動販売機に戻した。 プリキュアが増えたことに動揺を隠せないイース。 同僚幹部の声により撤退を決めるも、イライラは募るばかり、といった様子であった。 ・ ・ ・ ・ ・ 戦闘後、変身の解けた美希は前回のラブ同様、今起きたことを呆然とした様子で不思議がる。 一方、美希もプリキュアになったことで大喜びのラブ。 ラブは自分がプリキュアになった時のことを語ろうとした所で、ミユキさんとの約束を思い出し、 美希の答えも聞かぬまま、半ば強引にミユキさんと約束した場所へ連れて行った。 ![]() 初めは戸惑いながら踊っていた美希だったが、楽しそうに踊るラブやミユキさんの影響か 次第に笑顔を見せ、3人で楽しくダンスの練習に励んだ。 その様子を遠くから見つめる二つの瞳があったことを、この時のラブ達は知る由もなかった……。 ![]()
#2 ピックアップ
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2.インフィニティを見つけ出す
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#3 今回のキュアベリー
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#4 次回予告 ![]() 「プリキュアもダンスの練習もすっごく楽しくて」 「あたしと美希たんはとーっても幸せ!」 「でも……最近ブッキーは元気が無いみたい。どうしたのかなー?」 「なーんてこと考えてたら! 今度は怪獣が大暴れ!!」 「……って、もしかしてブッキー、その怪獣と知り合いなの!?」 ![]() 「フレッシュプリキュア!」 「とれたてフレッシュ! キュアパイン誕生!!」 「みんなで幸せゲットだよ!」
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