みんな幸せゲットだよ!
フレッシュプリキュア!全力鑑賞


~第一回~



#1 ストーリー #2 ピックアップ #3 今回のキュアベリー #4 次回予告

#1 ストーリー

「よっしゃ! フレッシュプリキュア!見ていくぜ!」
「おぉー!」
「わぁい」
「ところで#1 ストーリーってのはなんなんだ?」
「簡単なあらすじを追いつつ、感想を言うコーナーだ!」
「まぁ、我々が雑談してるだけじゃ、話がまったくわからんからの」
「初見にもやさしい!」
「でも、これを期にみんなもフレッシュプリキュア!を見てくれたら!」
「そんなやつ絶対いない」




◆  ◆  ◆  ◆  ◆  ◆  ◆




第01話「もぎたてフレッシュ! キュアピーチ誕生!!」



「世界に危機が迫る時、プリキュアの森で祈り捧げば伝説の戦士 甦る也……」

その言葉と共に、謎の老妖精が祭壇らしき建造物に向かい、祈りを捧げ始める。



「パァラ プリパァラ キュアパァラ プリィ」(←呪文)

それにしてもこの老妖精、ノリノリである。

声優の演技力も合わさり、ノリノリ感倍増である。

それはさておき、呪文の最後を声高らかに締めくくる。

「よみがえれ! プリキュアの戦士達よ!」

祈りを捧げた効果があったのか、祭壇へ落雷がヒット……!

「ゲェッ!」と驚く老妖精が見たものは、祭壇から飛び出したプリキュアの戦士

……ではなく、謎のスティックであった。



4つのスティックは、老妖精の連れていた赤ん坊の妖精に反応したが、どこかへ飛び去ってしまう。

「ん? 4つ?」
「前回紹介したプリキュアは3人だったよな」
「………………」
「追加戦士☆確定!」
「はやっ!!」






場面が移り、主人公桃園ラブが登場する…………も、初登場から大泣き状態。



困惑しながらも慰める友人達。

どうやら先輩にフラれてしまったらしい。



「お、おい!? どういうことだよこれ!」
「今回のプリキュア、恋愛すんの!?」
「今回のっつーか、5年前のプリキュアですが」 (2014年現在)
「俺のパインちゃんにも男出来ちゃうのかなぁ!?」
             「出来ちゃうのかなぁ!?」
「うるせーよ!」
「一番辛いのはピーチ推しの爺さんだもんな……」
「推してないから」




しかし詳しく話を聞いていくと、もうすぐ転校してしまう先輩が好きな友人のために
告白するよう背中を押してあげたら、友人がフラれてしまったという。





「友人だって! 良かったな爺さん!」
「だから推してない!!」


思いっきり泣いたらスッキリしたようで、ニッコリ笑顔を見せるラブ。

そんなラブに友人達は少々呆れ気味。



スッキリしたところで、ラブはカオルちゃんのドーナツを食べに行こう
友人達を誘うも、二人とも都合が悪くラブ一人で行くことに。

ラブは“カオルちゃんのドーナツ”が大層お気に入りらしく、ヨダレを垂らしながらルンルン気分でスキップ歩行。

しかし気がつくと、辺りは見知らぬ風景……。(どう見ても深い森の中である)



迷ってしまったラブは、道を聞くために近くにあった洋館を訪ねる。

入り口のホールに現れたのはフードを被った怪しい女性。

女性は「占い館へようこそ」と言い、ラブの話も聞かず占い部屋へ案内してしまう。

その様子を別の部屋で窺う悪そうな男達。

どうやらいきなり悪者の本拠地(?)に乗り込んでしまったらしい。





「恒例の悪者三幹部登場ですな!」
「恒例なのか?」
「少なくとも俺が見てきた中では全て男2人、女1人という構成でした」
「今年のハピネスチャージプリキュア!でも同様だな!」
「ちなみに何シリーズ見てるんじゃ?」
「ハートキャッチ('10)、スマイル('12)、ドキドキ('13)、現在放映中のハピネスチャージ('14)の4作品!」
「ということは、今回のフレッシュ('09)が一番古いんじゃな」
「つまり、この時点では恒例でもなんでもない可能性はあるな」
「いいじゃん! 俺の中では恒例なの!!」




窺われていることは露知らず、ラブは占いの部屋へ。

フードを脱いで顔を見せた女性は、ラブと同じような年代の女の子だった。

道を尋ねたいラブの話は相変わらずスルーし、女性は勝手に占いを始めてしまう。

ラブは「占いには興味ない」と言いつつも、「これから素晴らしい幸せが訪れます」との言葉に、
思い切り喜び、またまたルンルン気分で洋館を後にしたのだった。

ラブが去った後、占いをした女の子は何かを感じ取り、ラブが近いうちに敵となることを予見していた……。







その後、無事にクローバータウンストリート(おそらく地元の商店街)へ帰ってきたラブ。

「おかえり!」と声を掛けられる商店街のみんなに笑顔で応える。



そしてそのまま「たっだいまー!」と帰宅した。



「人気者だなぁ、ラブちゃん」
「な? 爺さん」
「わしに振るなっちゅうに」
「おい、大事なこと忘れてないか!?」
「大事なこと……?」
「ドーナツ食べに行ってない!!」
「どうでもいい!!」


帰ってきたラブに、母親がイイ物と称して一枚のチケットを取り出す。

それはトリニティというグループのライブチケットだった。



駅前のライブ会場でライブをするという割には大人気グループのようで、
チケットは取れないと諦めていたラブはハイテンションに大喜び。





「髪下ろしたラブちゃんもかわいいなぁ」
「な? 爺さん」
「お前さん、ベリー推しじゃなかったのか?」


一方その頃、ネズミ(?)の妖精は赤ん坊の妖精を連れ、プリキュアを探索していた。



赤ん坊妖精の名はシフォンということが判明。
ネズミの方は不明だが、何故か関西弁で喋る。

プリキュアを探しに来てはいるものの成果は無く、愚痴りながら夕日を眺めていた……。







次の日、トリニティのライブに出かけたラブ。



トリニティのリーダー(?)ミユキさんのダンスを見て、会場はノリに乗って大盛況。

ラブも体を揺らしてノリノリ。

しかし、盛り上がる会場の裏方では、昨日ラブを占った女の子の姿が……。



「この熱狂と興奮を、恐怖と絶望に変えてあげるわ……」

そう呟き、握った両手の平を顔の前でグリグリすると、突如として変身……!



「わが名はイース。ラビリンス総統メビウス様が僕」



「プリキュアの前に敵が変身しちゃったぞ!」
       「忌々しき事態だ!!」
「早くパインちゃんを変身させろ!」
「キュアピーチ誕生っつっとるじゃろ!!」
「まま、落ち着いて爺さん」
「推しメンのピーチはもうすぐ変身するぜ(きっと)」
「だから推してない」
「っていうか誰に向かって名乗ってんだろうね、この子」
「視聴者にだよ!!」




イースと名乗った女は、会場の音響装置に魔力のようなものを与え、怪物ナケワメーケを作り出した!

音波攻撃を行うナケワメーケによって、イベント会場は大混乱。

観覧客達は一目散に逃げ出した。

自分も逃げなくちゃ、と考えたラブの目に映ったのはステージから逃げ遅れたミユキさんの姿。

勇敢にもラブは、ミユキさんを救うべく、マイクスタンド両手にナケワメーケへ立ち向かった!





「ラブさん、すげぇ!」
「女子中学生とは思えんぞい」
「プリキュアになれる素質たっぷりだな」


ラブの姿を見て「やはり現れたか……!」と懸念を顕にするイース。

マイクスタンドの打撃でナケワメーケが怯んだ隙を見て、ラブはミユキさんを連れて逃げ出す。

イースはすかさずナケワメーケに二人を追えとの命令を出した。

ラブ達は会場の裏方へ逃げ込むも、ナケワメーケの攻撃で大型棚が倒れてきて大ピンチ!



しかし、そこへやってきた謎のスティック(ピンク)が、
ラブの携帯電話と合体したことで、謎の波動が発生し棚を吹き飛ばした。

「見つけたでぇ! あの子がプリキュアの戦士や!」

いつの間にか会場にいたネズミ妖精が上擦り声で呟くと、
シフォンの額のマークが光り、ラブの体に異変が起きた……!



チェィンジ! プリキュア ビートアーップ!



ピンクのハートは愛ある印!

もぎたてフレッシュ! キュアピーチ!!




「変身キタァァァ!!」
「爺さん!?」
「お、おう」
「テンション低くない? ピーチ初変身ですよ??」
「いや、だから」
「プリキュア愛が足りてねぇぜ! 爺さん!!」
「足りなくていい」


変身したことに驚くイースとは対照的に、キュアピーチは何の疑問も持たずにナケワメーケに立ち向かった。

パンチ、キックは勿論、投げ技まで披露し、プリキュアの圧倒的強さを演出。



ドロップキックでふっ飛ばし、ナケワメーケが弱ったところを
浄化技、プリキュア・ラブサンシャインで浄化し、元の音響装置へと戻した。

ナケワメーケを倒したキュアピーチ「貴様、何者!」と迫るイース。

対するキュアピーチは怯まず「伝説の戦士、プリキュア!」とメンチを切る。



「もうあなた達の好きにはさせない」と凄むキュアピーチに、
イースは「あなたとは長い付き合いになりそうね」と言い去っていった。

全てが終わった後、キュアピーチはハッとしたかのように自分の体を見つめた……。







会場裏で気絶していたミユキさんを起こすラブ。

「またあなたが助けてくれたの」と感心するミユキさん。
(さっきのナケワメーケと、気絶から起こしたことで2回換算らしい)

ミユキさんはラブの名前を聞き、その場から立ち去った。

誰もいなくなった会場裏で、ラブは先程までの自分を回想し、「まるで自分が自分でないような」と評した。

夢かと思うも、変身アイテムとなった自分の携帯電話を見て現実であったことを確信。

あまりにも突拍子の無い事実に、ラブは呆然と座り佇むことしかできなかった……。



「――というところで、第一話終了!」
「で、どうじゃ? お前さんの評価は」
「なかなか良い導入回だったね!」
「プリキュアとなる起点、主人公の人柄、敵組織、今後の伏線」
「短い時間ながらもうまくまとまってて、見事な第一話でした!」
「ま、流石は人気シリーズの第一話ってところだな」
「爺さん的にはどうなの、第一話」
「ツッコミをジジイにやらせるな」
「作品の感想は!?」




#2 ピックアップ



「ピックアップ??」
「注目すべきポイントを語るコーナーだ!」
「ストーリーで既にかなり長いんだが、コーナー多くね?」
「まぁ、たぶんそんなに語ること無いから短くまとめます」
「おい」
「さて、第一回のピックアップは勿論」



キュアピーチこと、桃園ラブさんだ!!」

「まぁ、主人公じゃからな」
「第一話では短いながらも、ラブさんがどういう人間か、印象付けられていた!」
「明朗快活、人当たりがよくてお節介焼き」
「そして、とっても意志が強い!」
「まさに主人公って感じじゃな」
「そしてラブさんの性格を視聴者にバッチリ印象付けたのがこれだ!」

だって、由美の笑顔が見たかったから!

~友達の「どうしてあたしのために、あんなに必死になってくれたの?」という言葉に対して~

◆  ◆  ◆  ◆  ◆  ◆  ◆


だって、ミユキさんのダンスがもう一度見たいからです!

~ミユキさんの「どうしてこんなに必死になって、私を助けてくれるの?」という言葉に対して~



「この二度の問答! 嫌でもラブさんがどういう人だかわかってしまう!」
「ストーリーでは省いたが、結局ラブの友人は先輩とうまくいったのじゃ」
「こうした演出のおかげで主人公のラブさんは」
「かなり気持ちのいいキャラクターとして描かれているのだ」
「まあ、メインターゲットは小さなお友達じゃからな」
    「内気で暗い主人公なんてウケないじゃろう」
「次回作でやったけどね、それ」
(もちろん成長するけど)
「えっ」
「さて、それでは変身後のキュアピーチはどうかというと」
「初登場補正や時間の都合でかなり強かったな」
「そういうこと言わないの!!」
「まぁ、だが……、待ってほしい」
「今回の変身は妖精シフォンによる強制変身とも見受けられる展開だった」
「さらにプリキュアレジェンドとか伝説の戦士とか口走ったことや」
自分が自分でないみたいとラブが表現したことから考えて―――」
「セミオートで戦ってた可能性大!」
「伝説のプリキュアとしての意識が表面に出ていた感じじゃったしな」
「つまり、ラブとしてのバトルは次回以降に持ち越し……! ということ!!」
「待て次回!」
「それより……さっきから天の助が静かなんだけど」
       「ピーチはどうでもいんだよ」
「パインちゃん出せよ、パインちゃん」
「放っておけ」
「おk!」
(あれ、こいつら冷たくない?)




#3 今回のキュアベリー



「専用コーナー!?」
キュアベリーの活躍をまとめるぜ!」
   「今回出てねーじゃねーか!!」
「そんなことよりキュアパインをだな!」
「パインも出てないじゃろ!!」
「今回は変身前の美希たんこと、蒼乃美希が出たのだ!」
「え、美希たんて、何その呼び方……引くわー……」
「公式だよ!!」



「ラブの携帯電話! ラブは美希のことを美希たんと呼ぶのだ!」

「というか、名前わかったんじゃな」
「エンディングで名前出てました!!」
「ぱ、パインちゃんの名前は……??」
「あ、これキュアベリーのためのコーナーなんで」
「だと思ったよ、チクショウ!」



「この子が美希たんだ!」

「3人の中では一番オシャレで大人っぽい!」



「彼氏もいるしな」

「ケッ、アバズレが……!!」
「誰がアバズレだ、誰が!!」
「いいのか、おい? こいつ既に彼氏持ちだぞ!」
「それで美希たんの魅力が溢れるなら、何も問題は無い!!」



「第一話にして泥パック披露してんだぞ!?」

「美意識が高いだけだっ!」
「こりゃ何言っても無駄なパターンじゃな」
「くそっ、俺も早くパインちゃん愛でてぇ……!!」
「というわけで、これからも美希たんを応援していきます!」




#4 次回予告





私はプリキュアになっちゃうし、フェレットは人間の言葉喋っちゃうし

赤ちゃん妖精はイタズラ大好きだし、一体どうなってるのぉーー!?

私はこんなに悩んでるっていうのに、美希たんはイケメンの彼氏とイチャイチャしちゃって

もぉーー! 羨ましいったらありゃしない!

……って、またまたあいつらが襲ってきた~~!?



フレッシュプリキュア!

つみたてフレッシュ! キュアベリー誕生!!

みんなで幸せゲットだよ!


「やったぜ! 次回キュアベリー回!!」
「って、ててて、ていうか!!」



「これシャワーシーンじゃないか!?」

「最近のプリキュアは、海に行っても水着にすらならんというのに……」
「ケッ、アバズレが……!!」
「俄然楽しみになってまいりました」
「パインちゃんもシャワー浴びるかな、ムフフ……」
「てめえ人の推しメン、アバズレ呼ばわりしといて自分はそれか!?」
「楽しそうじゃな、お前さんら」

 「楽しいです!」 

「…………というわけで、また次回じゃ!」
「爺さんに締めくくられた!」



次回に続く?


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