小説      スーパーマリオ



第十四話   「ラリー・ポッターと炎の料理人」
 

この第十四話は知り合いに与えてもらったかんとりぃまぁむウフエクスペクトパトローナムという3単語を
必ず使わなくてはならないという「縛り」をつけて書いています。
前回にも増して使うのが難しい単語が・・・。
ちなみにかんとりぃまぁむですが、カントリーマアムではダメとの事です。

《 》は口に出していない言葉
“ ”はささやき
:あらすじ:
ヨッシー達とアーリマンの戦いがはじまった!
そして別の場所ではマリオ&ワリオVS料理長の料理対決もはじまろうとしていた!

アーリマン「くらえ、かみなり!!」
ミラ「みんな避けて!」
ナレさん「そんなこと言ってもどこに落ちるかわからないですよっ!」
なんて事を言ったナレーターの足元に雷が落ちた。
ナレさん「ひゃあああ!」
アーリマン「また外したか・・!」
ヨッシー「ええい!たまご乱れ投げ!!」
アーリマンに向けてたまごをガムシャラに投げるヨッシー。
アーリマン「下手な鉄砲数撃ちゃあたるってか?・・いてっ!」
器用に避けるアーリマンに数発ヒットさせた。
テレサウルス「やったねヨッシーくん!」
アーリマン「うるせぇ!あんだけ投げれば普通当たるだろ!」
ミラ「アイスボール!!」
ヨッシー「ドラゴンファイアー!!」
アーリマン「ちょっ、ちょっと待て!お前ら本気出しすぎ!」
マルキー「サンダー!」
アーリマン「ちぃ・・!あいつも攻撃に加わりやがった・・!調子にのんなよ!」
ふぶき!!
またしても部屋中の炎が消える・・!
ナレさん「寒い・・!そして暗いです・・!!」
マルキー「みんな焦るな!すぐ炎をだす・・!」
アーリマン「くそっ!すぐ炎が復活しちまう・・。やっぱこの状況、俺が不利じゃん!」
いままで優勢を保っていたアーリマンもさすがに5vs1(実質3vs1)はキツかった。
ヨッシー「今がチャンス!いくぞアーリマン!」
敵に向かって走り出すヨッシー。
アーリマン「何がチャンスだ!たまご投げるか火を吹くかしかできない爬虫類め!」
ヨッシー「それ以外もできるぞっ!」
宙に浮くアーリマンに向けてジャンプ!
タンスピアー!!!


一方その頃―――――――――――

クッパ「そういえばラリーとレミーは何をしてる!」
ノコノコ1「は・・、恐らくご自身のお部屋で待機されていると・・」
クッパ「残りのコクッパはあの2人だけだ・・。コクッパ軍団最後の意地でマリオに立ち向かえと伝えて来い。」
ノコノコ1「はっ!了解しましたっ!」

??「クッパよ・・、わざわざ自分の息子を死なせるのか?」
クッパ「やってみなければわからない。」
??「ファファファ・・、わかりきっておるわ。先程マリオがやっつけたアルテマウェポンよりも数段下の実力だからな。」
クッパ《いちいちうるさい黒幕だな・・(汗)》


コンコンとドアを叩く。
ノコノコ1「ラリー様、失礼いたします。」
ラリー「ちょうどいいところにきた、ノコノコ1!」
ノコノコ1「はい?」
ラリー「俺はいま、ハリーポッターに凝っている。」
ノコノコ1「はぁ・・、そうなんですか・・。」
ラリー「エクスペクトパトローナム!!」
ノコノコ1「・・・・・・・・・・・・・え?」
ラリー「なんだよぉ~、ノリ悪いなぁ。」
ノコノコ1「あ、いや、すいません・・。」
ラリー「次は反応してよ?・・・エクスペリアームス!」
ノコノコ1「・・・・・・・あ、はい・・。」
ラリー「反応してよ!!」
ノコノコ1「いや、ですがそれって武器を相手の手から弾く呪文ですよね?・・・私は今、何も手に持ってませんから無理です・・。」
ラリー「それはすまなかった。ウィンガーディアムレヴィオーサ!」
ノコノコ1「・・・・・あ、急に言ったから反応が・・」
ラリー「おいおい、しゃきっとしてよ。」
ノコノコ1「・・・あのですね、この際ですから言わせていただきますと、まず一番最初の呪文、エクスペクトパトローナムは守護霊を呼び出す呪文ですね。これはすごく反応に困ります。先程も言いましたが、2つ目の呪文も反応できません。特に3つ目ですが、私はノコノコですので宙に浮かぶ芸当など持ち合わせておりません。そのような反応はパタパタに申し付ければすぐに実演してくれましょう。つまり私が言いたいのは人を困らせることをあまりしないでください、そういう事なのです。」
ラリー《こいつ、やけにハリーポッター詳しいな・・(汗)》
ノコノコ1「おっと、こんな話をしてる場合ではないんです。クッパ様がお呼びですよ!」
ラリー「なんだ、そうならそうと言ってくれれば。」

ノコノコ1「ふぅ、次はレミー様だ・・。また変な事に凝ってなければいいけど。」
コンコン
ノコノコ1「レミー様、失礼いたします。」
レミー「おわっ!バッ・・!お取り込み中だ!!」
ノコノコ1「うあっ!すいませんすいません!!!」
ドアを閉めるノコノコ1。
ノコノコ1「大変な物を見てしまったぜ・・。」
レミー「は、入ってよぉーし・・!」
ノコノコ1「失礼します・・。」
レミー「用件は・・?」
ノコノコ1「・・・・クッパ様がお呼びです。」
レミー「おーけーおーけー。すぐ行く。」

ノコノコ1「まさかレミー様にあのような趣味があったとは・・。」


ラリー「呼んだかい?」
クッパ「おお、来たかラリー。お前は一度マリオを倒している。もう一度倒して来い!」
ラリー「ええええ!?そんな無茶な!前回はマリオのほかに人質がいたからの勝利であって、タイマンじゃほぼ確実に・・・」
クッパ「それでも行って来い!・・・コクッパの意地をみせるのだ。」
ノコノコ3「クッパ様、カメカメキッチンに向かったノコノコ2から通信です。」
クッパ「よし、繋げ。」
ノコノコ3「了解しました。」
[ノコノコ2「クッパ様、こちらノコノコ2。今カメカメキッチンにてマリオが勝負しています!」]
クッパ「何!マリオめ、そんな所にいたか!」
[ノコノコ2「隠し撮りジュゲムのカメラはマリオに壊されたようです!」]
クッパ「なにぃ~・・!マリオめ、弁償しろよな・・!ところで、飯はどうした。」
[ノコノコ2「あ、今もってかえります!しばしお待ちを!」]
クッパ「ラリー!」
ラリー「はいはい、カメカメキッチンに向かうよ!」
そう言うとラリーは勢いよくクッパの部屋から飛び出していった。
レミー「父ちゃん、何のよう?」 クッパ「お、来たな。じゃあお前はルイージの所に行け。」
レミー「オッケー。あんな脇役、余裕でノックアウトだぜ。」
すぐにレミーもクッパの部屋から出て行った。
クッパ「あ、ルイージのいる場所伝えてねえや・・。」


料理長「1回戦はわしの勝ちじゃな・・・。」
マリオ「くっそ~・・、素材が悪いんだよ!」
料理長「素材を見る目がないんじゃよ!」
ワリオ「ってか1回戦って何だ?前回そんなこといってなかったぞ。」
料理長「3回勝負じゃ。わしの料理器具自慢の後にさらっと言ったから気づかなかったかの?」
マリオ「つまり、小説の中では説明されてないってことじゃねーか!」
料理長「いま、説明したから同じじゃ。」

ノコノコA「しかし、マリオ達の料理もまずくはなかったな。」
ノコノコB「当たり前だ!料理長は手打ちのラーメンだったが、マリオはペ○ング焼きそばそのままだし、ワリオはチキ○ラーメンだからな!」
ノコノコC「市販商品じゃねえか!そりゃうまいわ!」
ノコノコD「だが、手打ちにはかなわないな。」
ノコノコE「ああ。料理長の愛が手打ちラーメンにこもっていたからな。」

料理長「では2回戦のお題、ノコノコC!」
ノコノコC「はい!じゃあお菓子・・!」 マリオ「お菓子・・!・・・一見、料理とは無関係の領域と思われがちなジャンルだが、食品を作るという点では一緒・・ッ!」
ワリオ「やってやろうじゃねえか・・!」
料理長「わし、お菓子とか作ったことないんじゃが。」
ノコノコC「しまった・・!」
その時、ノコノコキッチンのドアが開かれた!
ラリー「話は聞こえたぞマリオ!俺が料理長の代わりに勝負してやる!」
マリオ「貴様、ラリー!!」
料理長「丁度いいところに来たな!オヌシにまかせたぞ!」
ラリー「やってやりますよ料理長!」《料理勝負だったのか~。安心したぜ・・。》
ワリオ「じゃあさっそく食材を並べてくれ。」
ノコノコA~Fによって、とある長テーブルにずらずらと食材が並べられる。
マリオ「・・・・1回戦の時も思ったんだが。」
ノコノコA「なんだ、マリオ。」
マリオ「なんで市販商品が食材に混じってんだ?」
ノコノコA「ああ、これは既存の商品をアレンジしてみろという意味で置いてるつもりだ。」
マリオ「なるほどな・・。」
ワリオ「既存商品のアレンジか・・・、なるほど。」
ノコノコA「そうしろって言ってるわけじゃなくて、そういう選択肢もあるっていう意味だから。そこ勘違いするなよ~。」
ラリー「ふふふ・・、この味の魔法使いラリー・ポッターに作れない料理などない・・!」
マリオ「味の魔法使いだと・・!それなら俺は差し詰め炎の料理人ってとこかな?」
料理長《炎を使った料理もしてないくせによく言うわい・・。》

かくして2回戦、お菓子作り勝負がはじまった・・。


一方その頃―――――――――――

ヨッシーのタンスピアーがアーリマンに直撃した!
アーリマン「ぐあああああああっ!くそぉ・・!!」
マルキー「よくやったぞヨッシー!」
ヨッシー「ぐええ、舌が気持ち悪いです・・。」
タンスピアーは直訳すれば舌突き
つまり自分の舌を槍のように突き刺すワザなのである。
アーリマン「!!・・・部屋が真っ暗だ・・、火を自分から消したのか・・?」
ミラ「・・・?何を言ってるのかしら。火はついてるじゃない。」
マルキー「いや、今のヨッシーの技で奴は失明したんだろうな。薄暗いから見え難いかもしれないが、あのデカイ目から血がでてるだろうよ。」
アーリマン「失・・・明・・だとぉ・・!!?」
ナレさん「やりましたね、ついに!私達の勝ちですよこれは!」
マルキー「気を抜くな!やつは部屋全体を攻撃できる!」
アーリマン「もう許せねえ・・・、屋内では使ったことなかったからどうなるかは知らねえが・・、お前ら全員皆殺しだっ!!」
メテオ!!!
マルキー「や、やめろっ・・!!!」
アーリマン「もう遅い・・!呪文の詠唱は終わった・・!!」
ミラ「メテオっていったら・・、あの封印された魔法・・!?」
アーリマン「ケーケケケケケ!!!来るぞ来るぞ!メテオ~!!」
マルキー「・・・・・・・・・・・・・・?」
アーリマン「今に・・来る・・・ぞ・・・。」
ミラ「・・・・・・・・・・・・。」
アーリマン「もうすぐ・・・来るんじゃない?」
ヨッシー「・・・・何も来てませんよ。」
アーリマン「嘘だぁあああああああああああああああ!!!!!」
ナレさん「ナレーターパーンチ!
目が見えないことをいいことに、ナレーターがアーリマンの目に空いた傷をパンチでえぐった。
アーリマン「うおおおおおおおおおおお!!!!!!」
アーリマンは想像を絶する痛みに耐えられず、息絶えた。
ナレさん「やりました!」
ヨッシー「・・・・・あ、はい・・。」
ミラ「うわ~、グロ~い!」
マルキー「ま、とにかく勝てたな。先に進むぞ。」
ヨッシー「案外マヌケなやつでしたね・・。」


所変わって、クッパ軍に占領されたキノコ城。

パタパタ1「パラレラー様!謎の隕石がこの国に多数飛来!我が軍にとんでもない被害が出ております!」
パラレラー「なに!それはほんと・・・」
そう言いかけた瞬間、キノコ城が大きく揺れた!
パタパタ1「れ、例の隕石ですよ!!」
パラレラー「見に行く!外に出るぞ!」

ファイアブロス「あ、パラレラー様!」
パラレラー「ファイアブロスか。被害状況を報告しろ。」
ファイアブロス「たったいま、キノコ城城下町に隕石が衝突!奴隷にしたキノコ王国国民や我が軍の兵に多くの死傷者が出ております!」
パラレラー「ちぃ・・!せっかくキノコ王国を占領したというのに、なんてタイミングの悪い・・!!」

ここで説明しておこう。
ネオクッパ城にほとんど兵がいなかったのは、キノコ王国を占領するべく、王国全体に兵を送っていたからである。
話の流れを汲んでもらえれば言わなくてもわかるだろうが、一応補足。


またまた所変わって、カメカメキッチン。

ラリー「完成だ!!」
マリオ「俺も!」
ワリオ「お前ら遅いな。俺なんか3分で作り終わったぜ。」
ノコノコB「よーし、審査タイム!」
ノコノコA~F・隠し撮りジュゲム・料理長が審査員席に座る。
料理長「まずはワリオからじゃ。料理・・・というかお菓子をだしなさい。」
ワリオ「ほらよ・・!」
ワリオが審査員席にもっていったのは・・・。
ノコノコE「ほお・・、これは何だ?」
ノコノコA「あったかいぞ。」
ワリオ「これは、カントリーマアムだ。」
審査員一同「か、かんとりぃまぁむ???」
ノコノコD「市販商品そのままじゃねえか!!」
ワリオ「言われたとおりアレンジしたぜ。レンジでチン。およそ3分だ。」
料理長「ふむふむ・・、悪くは無い。ただオリジナリティの欠片も無いな。」
ノコノコF「まぁ、元が良いからそこそこ食えるよな。」
ジュゲム「オリジナリティはともかく、カントリーマアムはあっためてもおいしい、ということですね。」

料理長「次・・・、ラリーいってみるかね。」
ラリー「ははは、このラリー・ポッターが魔法をかけたお菓子を食べたいとお申しで?」
料理長「・・というか審査じゃから。」
ラリー「おーけーおーけー。俺の作った魔法のお菓子はこれだっ!」
審査員席に並べたお菓子は・・・・
ノコノコB「あー・・、なんて言ったっけ、これ。」
ジュゲム「ジェリービーンズみたいですね・・。」
料理長「なんじゃっこれは?」
ラリー「ただのジェリービーンズじゃございやせん!百味ビーンズです!」
ノコノコC「百味ビーンズ??」
ラリー「そう、百味ビーンズ。」
ノコノコE《ラリー様、最近ハリーポッターに凝ってるって聞いてたけど、ここまでやるとは・・・。》
ラリー「これは俺が一から作ったオリジナル百味ビーンズだ!ハリポタのそれとはちょっと違うぜ!」
料理長「では食そうではないか。」
ノコノコE「気をつけたほうがいいっすよ、料理長・・。」
料理長「?」
ノコノコB「料理長はハリーポッター見てないんだな、きっと。」
ラリー「いいから食せよお前ら!」
ノコノコA「い、いただきまーす・・・(汗)」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ノコノコD「あ、おいしい。なんだろこれ。」
ラリー「何色だった?」
ノコノコD「えーと確か、緑色だったと・・。」
ラリー「おお、よかったな。緑は青リンゴ味だ。」
ノコノコA「うぇっ!ぺっぺっ!こりゃ鼻クソ味だ・・!!」
ラリー「あー、そうそう。ちなみにダンブルドア校長が唯一嫌いだというゲロ味は入っていないから安心しろ。」
ノコノコF「ゲ、ゲロ味・・・。」
料理長「うーむ、これは何味かな?・・・すごく不快な味がするんじゃが。」
ラリー「何色で?」
料理長「白じゃ・・。」
ラリー「あー・・、それはたぶん紙味ですね。」
料理長「紙・・・。」
ノコノコB「おい、Cがなんか興奮してるぞ・・!」
ラリー「あー、エロス味食ったな。」
ノコノコB「エロス!?」
ラリー「媚薬入り。」
ノコノコB「食わせんなよそんなもの!」
ラリー「それよりノコノコB、お前も食え食え!」
ノコノコB「うわ~・・、じゃあこれ・・。・・・あ、カ○ピスっぽい味だ。」
ラリー「良かったじゃないか。それはカル○ス味だ。」
ジュゲム「なんか鉄の味がしますよこれ・・。」
ラリー「そりゃ、血味だな。」
ジュゲム「あ、悪趣味・・・・。」
ラリー「マリオ、おまえもどうだ?1つ食うか?」
マリオ「いらんわ!」

料理長「・・じゃ、口直しにマリオのお菓子を・・。」
ラリー「口直しとは失礼ですな料理長。」
マリオ「俺は今回気合入ってるぜ・・・!」
審査員席にずらずらとお菓子を並べていくマリオ。
ジュゲム「ほお・・。これはクッキーですか?」
マリオ「その名も、ウフ豆クッキー!!」
ノコノコA「へえ、マメーリアから輸入した豆を使ったクッキーか。」
ノコノコE「なかなかうまそうじゃないか。」
マリオ「えー、ウフ豆はもともとコーヒー等に使われているコーヒー豆の一種でして、こちらのクッキーもご覧の通り、コーヒー色でござい。」
料理長「ふむ・・、これはなかなかいける味じゃな。」
ノコノコA「なんか牛乳と一緒にいただきたい味だな。」
ジュゲム「お口直しに最適ですね。」
ノコノコB~F「普通にうまい。」
料理長「決まりじゃな。2回戦はマリオの勝ちじゃ!」
マリオ「っしゃーー!!」
ラリー「くっそー!自分の作りたいもの作ったら負けたぜ・・。」
ワリオ「うめえのに評価されねえな、カントリーマアム。」
ノコノコF「お前のは独創性がないんだよ!」
ワリオ「なんだとこのやろう!」

料理長「では3回戦目のお題はわしから出そう。」
マリオ「料理長はもう勝負しないのか?」
ラリー「せっかく俺が来たんだから最後まで俺に任せるって事だよな?」
料理長「まぁ、そんなところじゃ。」《まぁ、それだとマリオが勝つだろうけどべつにいいか。》
ワリオ「最後だな。最後だけは勝つぜ。」
料理長「お題は・・・デザート!」
ノコノコA「デザートか・・、お菓子とはまた一風違ったお菓子ですな。」
素材がテーブルに並べられていく。
料理長「それでは料理はじめ!」


ノコノコ2「カメカメキッチンに他の隠し撮りジュゲムを設置してまいりました。」
クッパ「気づかれておらんな?」
ノコノコ2「ええ、もちろんです!」
クッパ「して、飯は・・?」
ノコノコ2「あ、はい。カップラーメンとシュークリーム・・。」
??「ファファファ・・・、これまた極上そうなシュークリーム!感謝するぞ・・・。」
クッパ「カップラーメンだと・・!?こ、こんな粗末なものを・・・」
ノコノコ2「す、すみません!料理長が何やらお取り込み中だったもので・・!」
クッパ「何をしとるんだ!カメカメキッチンをモニターしろ!」
ノコノコ3「了解しました!モニター、カメカメキッチン。」
クッパ「・・・・!!マリオが料理を作っている!?ワリオの野郎もいるではないか!」


ノコノコE「料理長、三人とも完成したようです!」
ノコノコB「審査ターイム!」
料理長「では、ワリオから。」
ワリオ「おし。」
審査員席に並べられていくのはどこか見覚えのある紙の容器である。
ノコノコD「こ、これって・・・。」
ワリオ「ハーゲン○ッツだ。」
審査員一同「 ま た 市 販 か 」
ワリオ「いやいや、これまたアレンジを加えている。レンジでチン。およそ3分だ。」
ノコノコA「ちょwwwおまwwww」
ノコノコD「溶けてる・・。」
ジュゲム「なんか熱い液体を飲んでる感じですね・・・。」
料理長「正直いってやるわい。まずい。」
ノコノコF「これは間違いなくワリオの発想が悪い。」
ワリオ「なんだとてめえ!」

料理長「じゃあ、さっきの順番にならって、次はラリー。」
ラリー「はっはっは!料理長、今回は力作ですよ!」
そう言って審査員席に並べたものはジュースのようなものだった。
ノコノコD「なんかドロドロしてるんだけど・・。」
ノコノコE「これジュースだろ?デザートじゃないじゃない・・。」
料理長「ラリー・・、これはなんじゃ?」
ラリー「ポリジュース薬を再現したジュースです。」
ノコノコF「ハリーポッターネタいい加減にしろ!」
ノコノコA「飲んだら変身しないだろうな・・。」
ラリー「安心しろよ、飽くまで再現だから。」
ジュゲム「うぇ・・ドロドロした薬の味・・・。」
料理長「はっきり言ってやろう。ワリオのハー○ンダッツよかまずい。」
ラリー「料理長!なぜこの味を理解してくれない!」
ノコノコB「ゲェーッ!まずい!味見したのかよ!!」
急に自分の作ったジュースを飲むラリー。
ラリー「・・・・うわ、まっず・・。」
ノコノコD《死ねばいいのに・・。》

料理長「最後はマリオのデザートをいただこう。」
マリオ「これはなかなかの自信作だぜ。」
審査員席にデザートをならべるマリオ。
ジュゲム「これはチェリーパイ?」
マリオ「その通り。」
ノコノコA「すっげえ普通だな~。しかも普通にうまい。」
料理長「言うまでもないじゃろ。マリオの勝ち。」
ノコノコA~F「くやしいけど賛成~。」
ラリー「ホワイ!?何故!?この味の魔法使いが負けるなんて!」
料理長「ってかラリーのはデザートじゃないし。」
ラリー「・・・・はめられたな。」
マリオ「おまえ馬鹿かよ(笑)」
ラリー「なんだとこの野郎!マリオ、決着つけようじゃないか・・!!」
マリオ「お前には恨みがあるからな・・、望むところだ・・!!」

マリオ「クラッシュジャンプ!!」
ラリー「ぎゃあああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!」
マリオのジャンプがラリーの甲羅を砕いた。
ラリー「お、俺の負け!負けです!すいませんでしたー!」
ワリオ「情けないなお前・・。まだ1分も経ってねえぞ。」
ラリー「だっていきなり大技繰り出すんだもんよ・・。」
マリオ「よし、一悶着片付いた所で、料理長さんよ。約束の飯をくれよ!」
料理長「ダメじゃ。」
マリオ「な、なぁにぃー!?」
料理長「結局、わしに勝ってないじゃん。」
ワリオ「まぁ、確かに。ラリーに勝っただけだな。」
マリオ「さ、詐欺師めー!」
料理長「わっはっは!これも作戦じゃよ!」
ワリオ「じじいにいっぱい食わされたってことだな。」
ジュゲム「ワリオさん、うまい!座布団1枚!」
マリオ「じゃあ飯はどうなんだよ!」
料理長「自分達が作ったもんでも食べればいいじゃろ。」
マリオ「・・・・ペヤ○グとクッキーとチェリーパイ?」
ワリオ「俺はチキンラーメンとカントリーマアムと溶けたハーゲンダッ○だな。」
マリオ「これじゃあ腹の足しにならねえよ!ぺ○ング冷めてるし!」
ワリオ「俺のチキンラーメンなんかダシがほとんど残ってねえよ!」
料理長「まぁ、わしも鬼じゃない。そこらへんにあるカップラーメンでも勝手に食え!」
マリオ「ちくしょー・・。お、どんベエあるじゃん。」


クッパ「ラリー・・!料理対決でも負け、一対一の勝負でも負けおって・・!」
??「ファファファ・・!だから言っただろう、最初から無駄な事だと。しかも敵に命乞いをして生き延びるとは惨めな・・。」
クッパ「くっ・・・!」
ノコノコ3「クッパ様!地上のパラレラー様より、通信が入っております!」
クッパ「何用だ?すぐ繋げ!」
[パラレラー「クッパ様、突如キノコ王国全土に謎の隕石が衝突し、多大な損害が発生しております!」]
クッパ「謎の隕石だと!?」
[パラレラー「はい、我が軍の兵も先程の隕石でその10分の1が亡くなったようです・・!」]
クッパ「10分の1・・!!・・・・報告ご苦労。」

??「・・・・・!」《いま、アーリマンの意識が途絶えた・・。奴もやられたか・・。》

アーリマンの唱えた封印されし魔法メテオ
思った通りには行かなかったものの、そのせいでキノコ王国はめちゃくちゃになってしまった。
しかし、マリオ達は未知なる強敵を倒し、着々とクッパに近づいている・・!
決戦の時は近い!
がんばれマリオ!がんばれルイージ!がんばれその他!

つづく