小説 スーパーマリオ
第九話 「よみがえれ!スーパーマリオ」
《 》は口に出していない言葉
“ ”はささやき
:あらすじ:
ついに私たちはクッパ城にのりこんだのですが・・・
マルキー「おい!前方に誰かいるぞ!」
ヨッシー「あれは・・、ラリーだ!」
ラリー「げっ!?オマエら、もうきたのか!」
コンソメ「マリオさんを倒したのはお前か!?」
ラリー「ふっふっふ、そうだ!マリオも人質をとればヘナチョコよ!」
マルキー「ヘナチョコとは、また古い言葉を使ってきたな・・(汗」
ルイージ「ラリー!これでも食らえっ!」
ルイージは手に素早くKPを溜め、衝撃波を繰り出した
ラリー「うわっ!?いてててっ!なんだ、急に!このマント野郎!!」
コンソメ「お前、今の自分の立場がわかってるか?」
ラリー「んなことぐらいわかるわ!多勢に無勢ってことだろ!逃げるからな!」
そういうとラリーは闇に消えていった
ナレさん《ふ~ん、あれがコクッパの末弟ラリー・・》
ヨッシー「逃がしましたね・・。」
マルキー「大丈夫だ、奴はあまり強くない。次、倒せばいい。」
コンソメ「そうだな、行くか。」
歩いていくと道が二本に分かれている場所に出た。
マルキー「よし、右にいこう。」
コンソメ「ん!?俺は左がいいんだが?」
マルキー「ではそっちへ行こう」
ナレさん「あの・・?二手に分かれてはどうでしょう?」
マルキー「それだとはぐれる可能性がある。」
ヨッシー「じゃ、行きましょう」
突き当たりにドアがあった、しかも親切に文字までかかれている
コンソメ「ク・ッ・パ・の・へ・や!?」
ヨッシー「あやし~いですね・・」
マルキー「っていうかあからさまに罠だろ!?」
ルイージ「師匠の言うとおりだ、本当にクッパの部屋ならもっと奥にあるはずだ」
ナレさん「みんなは行かないようですが、私は行きますよ?」
コンソメ「やめとけって!」
ナレさん「いや、試したいんです・・。だって本当のクッパの部屋だったらどうします?」
ヨッシー「どうするっていわれましても・・。」
ナレさん「そうですか、では行ってきます!」
コンソメ「行っちゃったよ・・。」
ルイージ「意外に勇気があるな・・」
すると部屋の中から声が聞こえた
ナレさん「うわっ!穴・・・」
ヨッシー「落とし穴があったんですね・・(汗」
マルキー「戻るか・・。」
コンソメ「おう・・。」
マルキー《しかし・・、なんかおかしいな・・?》
その頃・・
クッパ「ガーハッハッハ!もう、一人ワナにかかったわい!」
ワリオ「おいクッパ。ちゃんと宝は用意してあるんだろうな?」
ドンキー「ウホッ!バナナもだウホ!」
クッパ「安心しろ!宝もバナナもちゃんとある!それより、あいつらを倒してからだ!」
ワリオ「そんなことはわかっている!だが宝がないとわかったら、お前を裏切るからな?」
ドンキー「バナナも三年分用意しろウホ!」
クッパ「わぁーった、わぁーった!用意すればいいんだろ、バナナも宝も!」
カメック《大丈夫かなぁ・・、この人たち・・(汗》
マルキー「早いとこ、Mの死体を捜さなければな・・。」
??「待て!」
ドッス~ン・・ってな音を立ててコクッパのモートンが飛び降りてきた
ルイージ「お前はモートン!!」
モートン「いかにも、タコにも!オラはコクッパのモートンだっ!なんでわかった、マントの男!」
ルイージ《そういや、正体を隠してました・・》
ヨッシー「なんのようだ!モートン!!」
モートン「なんのようだはこっちのセリフ!ここから先は通さんぞ!β、来い!」
β「モートン様~、呼んだダスか~?」
モートンが謎の名前を叫ぶと、モートンの後ろから巨大な岩のモンスターが現れた
コンソメ「い、岩の怪人・・!?」
モートン「こいつはβ、ベータだ!オラの部隊の新入りだが頼りになる奴さ!」
ヨッシー「部隊なんかつくっちゃたの・・」
マルキー「やってやれ、L」
ルイージ「くらえっ!」
そういうとルイージはまた衝撃波を出した
ズゴーン
見事βに命中した
β「ウウウ・・・、モートン様~!合体ダス~!」
モートン「待ってました!」
βが小さくなり、モートンと一体化した
その姿、体には岩の鎧が付き、頭にはちょっとかっこいい装飾品が付いている
モートンβ「ワハハ!こうなったオラは無敵ダス~!」
コンソメ「合体して、口癖まで混ざった・・!」
マルキー「おいY、L・・、一緒に衝撃波だ」
ルイージ「よーしっ!」
ヨッシー「了解ですっ!」
そして三人はいっせいに衝撃波を繰り出した
モートンβ「うおっ!?・・・・フゥ。なんと、ぜんぜん喰らってないダス!」
マルキー「もう少し、力を出せばよかったな」
コンソメ「おい・・・(汗」
ヨッシー「本気でやってた私の立場はどうなるんですっ!」
ルイージ「でも、あの岩の鎧は衝撃波よりも物理的攻撃のほうが効くな」
マルキー「そうだな。コンソメ、たのんだぞ!」
コンソメ「オレ!?まぁ、確かにオレはパワー系だけど・・。」
モートンβ「では、攻撃させてもらうぜ!『爆岩石』!!!」
モートンβの岩の鎧が四方八方に飛び散り、ルイージたちを襲った
コンソメ「うおっ!いてぇ!!」
ヨッシー「コンソメさん!みんな痛いですよ!!」
ルイージ「また『爆岩石』をやられる前に鎧を打ち砕いてくれ!」
マルキー「いや、次に『爆岩石』が発動したときがチャンスだ。今はもう鎧が元に戻っているが、発動したとき鎧が体から離れる・・、そこをねらえ。」
コンソメ「なるほど!じゃあ・・、L!オレに補助魔法をかけろ!」
ルイージ「オレか!?よしっ、『ボンバーボディ』!」
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地上から解説しましょう!
こんにちは!こんばんわ!そして、おはよう!ナレーターのナレさんです!
※ボンバーボディ
補助魔法
使われたものは体から火のオーラがでる
そして、攻撃する相手に当たると爆発とまではいかないが、弾ける
そして、攻撃された相手だけダメージを受けるという魔法だ!
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コンソメ「うおぉぉ!行くぜ!!」
モートンβ「もう一発、『爆岩石』!!」
コンソメはモートンβの岩の鎧が離れ、飛び散った瞬間を見逃さず、モートンβに突進した
コンソメ「ボンバータックル!!」
モートンβ「ぐ、ぐほっ!オ・・、オラの体と同時に・・・、岩の鎧まで破壊するとは・・!」
爆岩石はモートンβの岩の鎧が飛び散って、すぐモートンβの体に戻っていくのだ。
だから、モートンβの体にも当たったし、戻ってきた鎧にも当たったのだ
ヨッシー「最後は私が・・!」
そういうとヨッシーは飛び散った岩の鎧のかけらを飲み込み卵を作った
ヨッシー「タマゴ投げ!」
モートンβ「げぼっ!うわ、血を吐いてしまった・・。しかもこんな技で止めを刺されるとは・・」
バタッ
ルイージ「よっしゃー!モートンを倒したぜ!」
マルキー「奴がここで足止めをしたってことは、この先にMがいるな。」
ヨッシー「1UPキノコもちゃんと持ってきましたよ!」
コンソメ「いたぞ!マリオさん、これを食べて生き返ってください!」
コンソメはマリオに1UPキノコを食べさせた
マリオ「ん・・?ここは?」
ヨッシー「クッパ城です!マリオさんがラリーにやられたって聞いてきたんです!」
マリオ「あ、そうだ!キノピコは!」
マルキー「捕まっているみたいだ。」
マリオ「なんだ・・?このマントの人は?」
コンソメ「あ、丸とLだ。名前は明かしたくないらしい。」
ルイージ「Lと名乗ってます。」
マリオ「・・・ん~、声でわかった。お前ルイージだろ!」
ルイージ「ドキッ!!」
ヨッシー「え・・?」
ルイージ「ばれちゅあ~しょうがないか、正体はマリオの弟、ルイージだっ!」
マルキー「ばれちゃったか・・、さすがMだな。」
コンソメ「コラ!ルイージ!!なんで正体を隠してんだ!バカヤロー!!」
ルイージ「ハハハ・・、師匠がちょっとね」
マリオ「で、オレのことをMっていうあんたは・・」
マルキー「お前の思っている通りだ。名前は言うなよ?」
マリオ「わかってるって!」
ルイージ「じゃあ兄さん!行こうか!」
つづく