小説      スーパーマリオ



第五話   「クッパ軍占領開始」

 

おいていかれたルイージは記憶のないピーチ姫とバカンスを楽しんでいるのであった 



ルイージ「ふひゅ~!太陽がギラギラ光っててまぶしいぜ!」

ピーチ姫「・・・・・・・。」

ルイージ「あ、一句できちゃいましたよ!ピーチ姫!」

ピーチ姫「・・・・・・・。」

ルイージ「太陽が ギラギラまぶし 夏の日に バカンス楽しむ 男が一人・・・」

ピーチ姫「ねぇ」

ルイージ「なんだい?ピーチ姫?

ピーチ姫「私、本読んでるから静かにしてくれない?」

ルイージ「フッ、本を読むなんて以外にインテ・・・

ピーチ姫「次、カッコつけたら殺すわよ?

ルイージ「は、はい!ピーチ大佐!」(っていうか本当に記憶がないのか?)



そのころ・・・・



ヨッシー「なんだか、いやな予感がします・・・」

長老「そんなことよりヨッシー、チェスやらんか?」

ヨッシー「そんなことやってる場合じゃないような気がします・・。ちなみに私、将棋派なので」

長老「将棋もチェスもおなじじゃて!僧侶ビショップは角と同じ動き!これホント!」

ヨッシー「だから!そんなことやってる場合じゃないですよ!」

長老「どうしたんじゃ?ヨッシー?」

ヨッシー「野生の勘とでも言いましょうか。いやな予感がするんです。」

長老「いやな予感・・・・、そうじゃ!占いキノコで占ってみようかの!」

ヨッシー「占いキノコ?」

長老「そうじゃ、この先なにか悪いことが起こるというのならばまずく、いいことが起こるのならおいしくなる不思議なキノコじゃ」

ヨッシー「聞いたこともありませんよ?そんなキノコ。」

長老「そう、占いキノコは絶滅種なのじゃ。しかし、わしの家では絶滅種ばかりを飼育しておるビニルハウスがあるんじゃよ」

ヨッシー「何はともあれ、食べてみましょう!」

長老「そうじゃな、」



長老の家



長老「これじゃ!」

長老が出したキノコは毒キノコみたいな色のキノコだった(ムラサキね

ヨッシー「なんかそれ、毒キノコっぽいですよ??」

長老「なぁにをゆうとる!それが占いキノコじゃ!」

ヨッシー「じゃあ、長老が食べてくださいよ!」

長老「え?ヤダ。」

ヨッシー「即答!?

長老「もしもまずかったらどうするのじゃ!」

ヨッシー「じゃあ、占いも出来ないじゃないですか!」

長老「そうじゃ!ルイージに食わせてみるのじゃ!」

ヨッシー「いいですね!それ!」



5分後・・・



ルイージ「え?このキノコを食べればいいの?」

長老「そうじゃ。」

ルイージ「なんか毒キノ・・・」

そう言い終らないうちに二人、もとい一人と一匹はルイージの口にキノコを押し込んだ

ルイージ「ふがふが・・・ゴホッ」

長老「どうじゃ?お味は?」

ルイージ「オエェェェェ!マズいーー!?

ヨッシー「どうやら、私の勘は的中みたいですね・・・」

ルイージ「へ?どうゆうこと?ゴホッ・・」

長老「ルイージよ、それは占いキノコといって(以下略)」

ルイージ「それじゃあ、これから何か恐ろしいことが・・!?」

ヨッシー「そうみたいです。」

長老「さ、早速きたようじゃ・・・!」

ゴゴゴゴゴゴゴゴッ

そんな音がなったかと思うと急にキノコ王国全土が揺れだした

ルイージ「うわっ!?地震だ!?」

ヨッシー「震度6はいってますよ!これは!」

長老「どうやらこの揺れは地震では無いようじゃ・・・」

ルイージ「なんだって!?それより、長老はなんであんなに冷静でいられるんだ?」

ヨッシー「ルイージさん!長老の足元をよく見てください!」

ルイージ「浮いてる・・!?魔法か何かか?」

長老「ルイージ!ヨッシー!外を見るんじゃ!」

ルイージ「え! あ、あれは!?

空飛ぶクッパ城!?

長老「そうじゃ、あれがキノコ王国全体を揺るがしていたのじゃ」

ルイージ「すごいパワーだ・・・。しかも今まで見たことのないくらいクッパ城がパワーアップしている・・!?」

やがてクッパの声がしてきた・・

クッパ「えー、テス、テス、テス、ただいまマイクのテスト中。テス、」

ヨッシー「えぇぇぇ!?マイクのテストしてるー!?」

クッパ「よーし!キノコ王国に住んでいる者たちよ!お前たち国民のブレインといってもいいピーチ姫の記憶をうばってやった!
これでピーチ姫は政治もできない!国民の顔も知らない!ただの女だー!」

国民A「なんてこと・・!?」
国民B「大変だ!」

クッパ「ガーハッハッハッハ!思ったとおり!国民はパニック状態だぁー!このままこの国を制圧してやるわい!」

ルイージ「兄さんは・・、マリオ兄さんは何をしているんだ!」

そういうとルイージは外にでた

それにつられてヨッシーたちも外に出た

ルイージ「おい、クッパ!兄さんがお前のところに行ったはずだぞ!」

クッパ「マリオだと?ガーハッハッハ!あいつは私の息子、ラリーが始末したわい!」

ヨッシー「ら、ラリーに!?」

長老「なんじゃと!?」

ヨッシー「わ、私があそこでラリーを食い止めておけば・・・」

ルイージ「兄さんはどこにいるんだ!」

クッパ「ガハハハ!このネオ・クッパ城の中にいるわい!それにお前たちは1UPキノコという便利なものを持っているからな!返してやらんわい!」

ルイージ「なんだか、今回のクッパ、冴えてるな~・・・」

ヨッシー「感心している場合ですか!早く助けに行きましょう!」

長老「待つのじゃ!ヨッシー!」

ヨッシー「長老!とめないでください!私のせいでマリオさんが・・!」

長老「マリオがやられたということはキノピコが捕まっているということじゃ!むやみに動いたらいかん!」

ヨッシー「!!」

長老「それにお前達の力ではパワーアップしたクッパに勝てん。」

ルイージ「長老!修行をしてる間に制圧されちゃいますよ!」

長老「大丈夫じゃ、キノコ王国はお前がおもっとるよりも遥かに広い。早くても一ヶ月はかかるじゃろう」

ヨッシー「そういえば何の修行をするんですか?」

長老「主にキノコパワーの増幅が目的じゃ」

ルイ&ヨッシー「キノコパワー!?」






つづく