小説      スーパーマリオ



第三話   「奪われた記憶」
 



ヨッシー「あわわわわわわ、おばけ・・・!?」
マリオ「どうしたんだ!ヨッシー!?うるさいぞ!」
ヨッシー「お、おばけが!」
マリオ「は?」
ヨッシー「おばけがそこに!・・・あれ?」
マリオ「何もいないじゃないか」
ヨッシー「だってそこに今、何かいたんですよ・・」
マリオ「虫じゃねえの?」
ヨッシー「だだだだだって、ホントにいたんですって!」
マリオ「うるせぇ!さっさと寝ろ!!」

バキッ

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そして、夜明け・・・

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長老「ヨッシー、具合はどうじゃ?」
ヨッシー「はい、よく眠れました。」
長老「あごの調子はどうじゃ?」
ヨッシー「なんか、まだズキズキします。」
長老「おかしいのう?一晩眠ればなんでも治る薬を飲ませたはずじゃが・・・?」
マリオ「・・・・・・・・・(汗」

ガラガラガラ ←ドアの開く音

キノピコ「長老様!姫様が、姫様が!」
長老「どうしたんじゃ?キノピコ、そんなにあわてて?」
キノピコ「姫様の記憶が本当になくなっちゃったんですぅ!」
マリオ「『本当に』ってなんだよ?」
キノピコ「実は、今までのは芝居だったんですぅ!」
一同「し・ば・いぃ!?」
キノピコ「はい、私にだけ特別に教えてくれたんですぅ!」
ルイージ「それにしてもさ、キミ、キャラが痛い・・」

バキッ
バタッ

ヨッシー「それは、禁句です!」
キノピコ「あの・・、話を続けてよろしいでしょうか?」
長老「う、うむ、続けてくれ」
キノピコ「みんながどんな反応をするか試してみたって言ってたんですがぁ、朝起きて姫様の部屋に行ってみたら・・・」
マリオ「いってみたら・・・?」
キノピコ「『ココはどこ?私は誰?』だなんて言うんですぅ!」
一同「な!?」
キノピコ「きっと、誰かに姫様の記憶をとられちゃったんですぅ!」

???「ははははは!そのとおり!」

長老「だ、だれじゃ!?」
カメック「私はカメック、魔法使いカメックだぁー!」
マリオ「朝っぱらからうるさいぜ!」
カメック「うるさいのはそっち!昨夜、ヨッシーに目撃されたがマリオ、お前のバカッぷりでばれずにすんだ、礼を言わんとな!」
マリオ「お礼は、3倍にして返せよ!」
カメック「え・・!?3倍!?まぁ、いいや。ピーチ姫の記憶はここにある!返してほしくば、クッパ様のお城へ来い!いいな!」
ヨッシー「た・・・、大変なことになりましたね・・」
マリオ「ルイージ!おきろ!ヨッシーに殴られたぐらいで寝てんじゃねーよ!」
ルイージ「は!そうだった・・・」
長老「ヨッシーが殴っておったのか。小説ではわからんのぉ」
マリオ「とにかく大変だ、クッパ城へ急ぐぞ!」
ルイージ「うん!兄さん!!」
マリオ「え?お前は留守番だけど?」
ルイージ「え・・・?る・す・ば・ん?」

バタッ

ヨッシー「あ!ルイージさんが倒れた!」
キノピコ「私も連れてってください!私が、みなさんに早くこのことを伝えていればこんなことにはなりませんでしたから・・」
マリオ「よし!ついて来い!」
ルイージ「はっ!兄さん!キノピコがいいんなら僕もいいでしょ!?」
マリオ「おまえは、留守番。」
ヨッシー「また日記でもかいてればいいじゃないですか」
ルイージ「あああああああ!」
マリオ「さぁ、歩いていこう。」

トコトコトコ

長老「ヨッシーに乗っていかんのかの?」
ヨッシー「ん?おまえはコクッパ、ラリー!」
ラリー「ふふふ!マリオを倒して、とうちゃんにほめてもらうぞ!じゃーあねー!」
長老「なんてやつじゃ、キノピコもいるというのにマリオ達を途中で襲う気か・・!」
ルイージ「うううう・・・、留守番・・・・」

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はたしてマリオは姫の記憶を取り戻せるのか!?
そして、コクッパラリーは何をしでかすのか!?
おいて行かれたルイージはいったいなにをすればいいのか!?

つづく